【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナ先限が続伸。ニューヨーク安と円高を受け て売り優勢で始まった。その後は、円高一服やドル建て現物相場の堅調を受けてプラス サイドに転じる限月が目立った。パラジウムの商いは成立しなかった。 午前11時4分現在の前営業日比は、プラチナが13円安〜21円高、プラチナミニ が58.0円安〜10.5円高、プラチナスポットが141円高、パラジウムが出来 ず。 午前11時4分現在の出来高は、プラチナが5817枚、プラチナミニが761枚、 プラチナスポットが1195枚、パラジウムが0枚。 【NYプラチナはリスク回避や金軟調が圧迫】 プラチナはリスク回避の動きや金軟調が圧迫要因になった。8月の米雇用統計で非農 業部門雇用者数が予想以下となった。ただ失業率は小幅低下した。景気減速懸念から株 安に振れ、リスク回避の動きとなった。一方、ソフトランディング(軟着陸)の見方か ら今月の米連邦公開市場委員会(FOMC)では25ベーシスポイント(bp)利下げ が見込まれている。 プラチナ先限は夜間取引で4195円まで下落した。ニューヨーク安と円高が圧迫要 因になった。日中取引では4298円まで上昇した。円相場は1ドル=142円台前半 で円高が一服した。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の926.20ドルから、押し目を買わ れた。 午前11時現在、プラチナは932.62ドル、パラジウムが920.05ドルで推 移。前営業日の大引け時点はプラチナが931.70ドル、パラジウムが941.35 ドル。 MINKABU PRESS
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