CFTC大口投機資金動向(9/3時点):金・原油買いが縮小

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【概略】
 米商品先物取引委員会(CFTC)建玉明細報告によると、主要市場における9月3
日時点の大口投機家の売り越しは267万5295枚となり、前週の291万9049
枚から縮小した。取組高合計は4545万6584枚となり、前週から186万
2465枚(3.9%)減少した。
 項目別では証券市場(株式、債券、為替)の取組高は、株式合計が0.6%増、債券
合計が5.5%減、為替合計が0.1%減となった。商品市場の取組高は、穀物合計が
2.9%減、エネルギー合計は0.1%増、金属合計は2.8%減となった。
 項目ごとに大口投機家の動向を見ると、証券市場では、株式で新規買い、買い戻しが
入って売り越しを縮小、債券で新規買いが新規売りを上回って売り越しを縮小した。為
替は新規買い、買い戻しが入って買い越し(ドル売り)を拡大した。

【現在の市場テーマと大口投機家の動向】
 前週は、米雇用指標が予想以下となり、労働市場の減速が示された。米連邦準備理事
会(FRB)の大幅利下げ観測が強まる場面も見られたが、米雇用統計発表後は大幅利
下げ観測は後退した。ただ景気減速懸念からリスク回避の動きとなった。今週は8月の
米消費者物価指数(CPI)の発表がある。
 シカゴ為替市場の大口投機家は日本円が4万1116枚買い越し(前週2万5868
枚買い越し)、ユーロは10万0018枚買い越し(同9万2838枚買い越し)、英
ポンドは10万8078枚買い越し(同8万9931枚買い越し)となった。ユーロは
買い戻しが手じまい売りを上回って買い越しを拡大した。

 商品市場では、原油がリビアの供給懸念が後退したことや米中の景気減速懸念、米雇
用統計発表後のリスク回避の動きを受けて売り優勢となり、昨年6月以来の安値
67.17ドルを付けた。金は米労働市場の減速を受けて押し目を買われたが、米雇用
統計発表後のリスク回避の動きを受けて上げ一服となった。
 今回報告で大口投機家の取組は、ニューヨーク原油が17万7035枚買い越し(前
週22万6699枚買い越し)に縮小した。手じまい売り、新規売りが出た。ニューヨ
ーク金は28万7558枚買い越し(同29万4445枚買い越し)、ニューヨーク・
プラチナは1388枚買い越し(同1万5733枚買い越し)に縮小した。金、プラチ
ナともに手じまい売り、新規売りが出た。

 穀物市場で大口投機家は今回、コーンが9万0483枚売り越し(前週14万
8534枚売り越し)、大豆は16万2025枚売り越し(同18万4266枚売り越
し)に縮小した。コーン、大豆ともに新規買い、買い戻しが入った。前週のコーンは、
小麦の堅調や輸出増加期待を受けて買い優勢となったが、米雇用統計発表後のリスク回
避の動きを受けて上げ一服となった。
MINKABU PRESS 東海林勇行

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