[今日の視点]貴金属=金はNY続伸を受けた現物高も円高から売り優勢か

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 貴金属は、金、プラチナは概ね売り優勢で寄り付く見通し。金はニューヨーク金の続
伸を受けドル建て現物相場が2517ドル台に上昇も1ドル=142円台前半の円高が
圧迫要因となり、売り優勢か。JPX金は夜間取引で先限のみ買い優勢となり、2円高
で引けたが、日中取引は他限月につれ安か。銀は夜間取引で先限が1円高で引けた。日
中取引は閑散商いで玉の出方次第の展開。
 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナがニューヨーク小反落、円高を受けて売り優
勢となり、期先中心に軟調に推移となろう。
 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は11.31ドル高
の2517.31ドル、銀が変わらずの2841セント、プラチナが6.50ドル安の
938.00ドル、パラジウムは16.01ドル高の973.96ドル。
 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=142.30/32円で、前営業日の
大引け時点から0.79円の円高。
 先限の寄り付き目安は、金が1万1573円前後、銀は130.0円前後、プラチナ
は4331円前後、パラジウムは4350円前後。
【NY金は米大統領選に向けたテレビ討論会とCPI発表を見極め要】
 金はきのうの海外市場では、ドルはまちまちだったが、米10年債利回りの低下から
買い優勢。ただ11月の米大統領選に向けたテレビ討論会がニューヨーク時間の10日
夜、11日発表の8月の米消費者物価指数(CPI)を見極めたい投資家も多かったも
よう。
 JPX金は夜間取引で先限が2円高ながら、それ以外の限月は買い優勢。期近に行く
ほど上げ幅が大きかった。先限は日中取引で1万1500円が支持線とみる。
 銀はきのうの海外市場では、小反落。短期トレーダーらからの手じまい売り先行もよ
う。
【プラチナは米CPI発表後、950ドル超えかに注目】
 プラチナはきのうの海外市場では、小反落。売り優勢ながら期近10月限は、939
ドル台で買い拾われ、944ドル台まで戻して引けた。米国、中国の景気不安が売り材
料ながら、今年のプラチナ需給が供給不足見通しが下支え要因。ドル建て現物価格ベー
スで200日移動平均線が通る946ドル〜950ドルのレンジが売り圧力が感じる。
今夜のCPI発表後、950ドル超えが出来るかに注目したい。
 JPXプラチナは、夜間取引の序盤に4381円まで上昇し、今月3日以来の高値を
つけた。夜間中盤に軟化したが、4300円が支持線となり、下値を切り上げたが
4350円が抵抗線になった。日中取引は4300円が支持線になるが、円高、株安に
は注意したい。
<今日の予定>
◆ イギリス ◆
【経済】15:00 貿易収支 2024年7月(国立統計局)
【経済】15:00 鉱工業生産指数 2024年7月(国立統計局)
【経済】15:00 製造業生産指数 2024年7月(国立統計局)
◆ アメリカ ◆
【経済】20:00 住宅ローン申請指数(MBA)
【経済】21:30 消費者物価指数 2024年8月(労働省)
MINKABU PRESS 森 成俊

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