貴金属は、反発して寄り付く見通し。金と銀は円安を受けて買い優勢となろう。プラ チナ系貴金属(PGM)はプラチナがニューヨーク高と円安を受けて堅調となろう。 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は12.21ドル安 の2513.21ドル、銀が1セント安の2867セント、プラチナが7.20ドル高 の955.86ドル、パラジウムは28.55ドル高の1015.94ドル。 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=142.50/52円で、前営業日の 大引け時点から1.24円の円安。 先限の寄り付き目安は、金が1万1545円前後、銀は131.0円前後、プラチナ は4375円前後、パラジウムは4350円前後。 【NY金は米CPI発表後のドル高が圧迫】 金はきのうの海外市場では、米消費者物価指数(CPI)発表後のドル高を受けて売 り優勢となった。 金は米消費者物価指数(CPI)発表後のドル高が圧迫要因になった。8月の米CP Iは前年比2.5%上昇した。前月の2.9%上昇から伸びが鈍化し、2021年2月 以来の小幅な伸びとなった。ただコアCPIは同3.2%上昇で前月と変わらずとな り、基調インフレになお粘着性が見られることから、来週の米連邦公開市場委員会(F OMC)で25ベーシスポイント(bp)利下げが見込まれた。50bp利下げの見方 が後退したことからドル高に振れた。 銀はきのうの海外市場では、米消費者物価指数(CPI)発表後のドル高が圧迫要因 になったが、株高を受けて買い戻された。 【NYプラチナは株高で買い戻される】 プラチナはきのうの海外市場では、米消費者物価指数(CPI)発表後のドル高が圧 迫要因になったが、株高を受けて買い戻された。 プラチナは株高が支援要因になった。8月の米消費者物価指数(CPI)は前年比 2.5%上昇した。前月の2.9%上昇から伸びが鈍化し、2021年2月以来の小幅 な伸びとなった。ただ来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で25ベーシスポイン ト(bp)利下げが見込まれ、ドル高に振れた。一方、米株式市場ではハイテク銘柄が 上昇し、相場を支えた。 ワールド・プラチナ・インベストメント・カウンシル(WPIC)の四半期報告によ ると、2024年のプラチナは31トンの供給不足になると予想された。昨年の23ト ンから供給不足幅を拡大する見通しとなった。供給量は一段と縮小して220トンとな る一方、需要量は前年比3%増の252トンと予想され、前回見通しの15トンから不 足幅が拡大した。投資需要はETF(上場投信)への資金流入や中国のラージバーの地 金・コイン需要の増加を受けて同15%増の16トンになると予想された。ただトレバ ー・レイモンドCEOは、プラチナは2年連続で大幅な不足となるが、価格は反応して いないように見えるとした。ディーゼルゲート事件(独ディーゼルエンジン車の排出量 不正問題)による需要減少予想や、駆動方式の急速な電化に対する世界の期待が、セン チメントを悪化させたと指摘した。しかし、ガソリン車用触媒コンバーターへのプラチ ナ代替が進んでいることに加え、電化が予想よりもはるかに遅れていることから、自動 車触媒需要のセンチメントは「より長く、より高い」水準へ変化すると予想している、 とした。 <今日の予定> ・企業物価指数 2024年8月(日本銀行) ・理事会結果公表(ECB) ・米新規失業保険申請件数(労働省) ・米生産者物価指数 2024年8月(労働省) ・米財政収支 2024年8月(財務省) MINKABU PRESS 東海林勇行
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