[今日の視点]貴金属=続伸、現物高が支援

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 貴金属は、続伸して寄り付く見通し。金と銀はドル建て現物相場の上昇を受けて買い
優勢となろう。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナがドル建て現物相場の上昇を受
けて堅調となろう。
 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は18.61ドル高
の2583.09ドル、銀が87セント高の3076セント、プラチナが4.30ドル
高の985.70ドル、パラジウムは35.43ドル高の1078.92ドル。
 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=140.78/80円で、前営業日の
大引け時点から0.13円の円高。
 先限の寄り付き目安は、金が1万1725円前後、銀は140.0円前後、プラチナ
は4480円前後、パラジウムは4700円前後。
【NY金は米大幅利下げ観測が支援】
 金はきのうの海外市場では、米連邦準備理事会(FRB)の大幅利下げ観測が支援要
因になったが、ニューヨーク連銀製造業景況指数の改善などを受けて上げ一服となっ
た。
 金は米連邦準備理事会(FRB)の大幅利下げ観測が支援要因になった。米紙ウォー
ル・ストリート・ジャーナル(WSJ)と英紙ファイナンシャル・タイムズ(FT)が
大幅利下げが実施される選択肢は残っていると報じたことから、大幅利下げ観測が再燃
した。ニューヨーク連銀のダドリー前総裁は、米FRBは今回の会合で大幅利下げを決
定する必要があるとの見解を改めて表明した。一方、9月のニューヨーク連銀製造業景
況指数はプラス11.5と前月のマイナス4.7から上昇し、ほぼ1年ぶりに拡大圏に
浮上した。市場予想のマイナス4を上回った。利食い売りが出たが、今夜から始まる米
連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げが決定されれば押し目は買われるとみられ
る。ただ大幅利下げを決定し、根拠を示さなかった場合、景気減速懸念が高まる可能性
もある。
 銀はきのうの海外市場では、米連邦準備理事会(FRB)の大幅利下げ観測やドル安
を受けて買い優勢となったが、金の上げ一服に上値を抑えられた。
【NYプラチナはNY連銀製造業景況指数の改善などで上げ一服】
 プラチナはきのうの海外市場では、米連邦準備理事会(FRB)の大幅利下げ観測や
ドル安が支援要因になったが、欧州時間に戻りを売られると、ニューヨーク連銀製造業
景況指数の改善を受けて上げ一服となった。
 プラチナはニューヨーク連銀製造業景況指数の改善などを受けて上げ一服となった。
米連邦準備理事会(FRB)の大幅利下げ観測やドル安が支援要因だが、中国経済の先
行き懸念に加え、ニューヨーク連銀製造業景況指数の改善に上値を抑えられた。8月の
中国の鉱工業生産は前年比4.5%増と前月の5.1%から伸びが鈍化した。小売売上
高も2.1%増と前月の2.7%から伸びが鈍化した。不動産価格の下落を受けて景気
の勢いは一段と弱まっている。
<今日の予定>
●中国(中秋節)
・独景況感指数 2024年9月(ZEW)
・米小売売上高 2024年8月(商務省)
・米鉱工業生産・設備稼働率 2024年8月(FRB)
・米企業在庫 2024年7月(商務省)
・米連邦公開市場委員会(FOMC、18日まで)
MINKABU PRESS 東海林勇行

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。