ゴム午前=総じて軟調、上海ゴムが上げ幅を縮小

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、総じて軟調。寄り付き直後に、まとまった売りが持ち込まれ、マ
イナスサイドに振れる限月が目立った。その後、すぐに上海夜間高や株高を好感した買
いが入ってものの、買いは続かなかった。中盤に入ると、日中取引の上海ゴムが夜間取
引の上げ幅を削ったことから、売りが優勢となっている。TSR20は、出来ず。

 午前11時49分現在のRSS3号は前営業日比2.4円安〜1.0円高。活発限月
の2月限は同2.5円安の370.9円、期先25年8月限は出来ず、推定総出来高は
1091枚(前日夜間取引含む)。

【2月限の380円超は売り圧力が強い】
 今日午前のJPXゴムRSS3号は、総じて軟調な展開となっている。活発限月の2
月限は、前日の取引で381.6円の一代の高値を付けたが、380円超では売りを浴
びた。8月30日に380円台に乗せた際も売りを浴びており、同水準で上値を抑える
ことになり、チャートからはダブルトップが形成される可能性が出てきた。
 今日は上海ゴムも上げ幅を削る展開となっている。午後の上海ゴムで売りが加速する
ようなら、JPXゴムRSS3号の活発限月2月限は、現状、支持となっている365
円を下抜くことになりそうだ。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、RSS3号は1月限のみ約定し、前営業日比4.4セント安。
TSR20も売りがやや優勢となり、同1.2〜0.1セント安で推移している。

 上海ゴムは、午前11時00分現在、指標限月の2025年1月限は、前営業日比3
5元高の1万7890元で推移している。

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