【概略】 米商品先物取引委員会(CFTC)建玉明細報告によると、主要市場における9月 17日時点の大口投機家の売り越しは254万2962枚となり、前週の261万 9808枚から縮小した。取組高合計は4706万1314枚となり、前週から 111万5131枚(2.4%)増加した。 項目別では証券市場(株式、債券、為替)の取組高は、株式合計が16.0%増、債 券合計が3.5%増、為替合計が21.1%減となった。商品市場の取組高は、穀物合 計が2.8%増、エネルギー合計は0.1%増、金属合計は3.2%増となった。 項目ごとに大口投機家の動向を見ると、証券市場では、株式で手じまい売り、新規売 りが出て売り越しを拡大、債券で新規買いが新規売りを上回って売り越しを縮小した。 為替は手じまい売り、新規売りが出て買い越し(ドル売り)を縮小した。 【現在の市場テーマと大口投機家の動向】 前週は、米連邦準備理事会(FRB)の大幅利下げ観測が再燃するなか、米連邦公開 市場委員会(FOMC)で大幅利下げを決定した。年内にさらに50ベーシスポイント (bp)利下げを行い、2026年末に政策金利を3%まで引き下げる見通しを示し た。今週は8月の米個人消費支出(PCE)価格指数の発表がある。 シカゴ為替市場の大口投機家は日本円が5万6840枚買い越し(前週5万5770 枚買い越し)、ユーロは6万9646枚買い越し(同8万1433枚買い越し)、英ポ ンドは6万2979枚買い越し(同9万0288枚買い越し)となった。ユーロは手じ まい売り、新規売りが出て買い越しを縮小した。 商品市場では、原油が米連邦準備理事会(FRB)の利下げ開始を受けて買い優勢と なった。金は米連邦公開市場委員会(FOMC)の大幅利下げやドル安を受けて史上最 高値を更新した。 今回報告で大口投機家の取組は、ニューヨーク原油が14万5328枚買い越し(前 週14万0014枚買い越し)に拡大した。買い戻しが手じまい売りを上回った。ニュ ーヨーク金は31万0066枚買い越し(同28万2501枚買い越し)、ニューヨー ク・プラチナは2万1978枚買い越し(同1万0003枚買い越し)に拡大した。金 は新規買いが新規売りを上回り、プラチナは買い戻しが手じまい売りを上回った。 穀物市場で大口投機家は今回、コーンが6万6295枚売り越し(前週4万7760 枚売り越し)に拡大、大豆は13万4638枚売り越し(同14万4231枚売り越 し)に縮小した。コーンは手じまい売り、新規売りが出て、大豆は新規買い、買い戻し が入った。前週のコーンは、ハーベストプレッシャーや低調な週間純輸出成約高を受け て戻りを売られた。 MINKABU PRESS 東海林勇行
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