●週間見通し原油、需給緩和見通しで上値重い=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 前週の原油相場は60ドル台後半まで下落する展開になった。中国政府の景気刺激
策、中東情勢の不安定化を手掛かりに、一時72.40ドルまで上昇した。イスラエル
とヒズボラの軍事衝突が激化していることで、地政学リスクが織り込まれている。しか
し、その後は需要不安の織り込みが優勢になり、急反落している。サウジアラビアなど
が12月からの減産縮小を計画通りに進めるとの観測報道が流れると、更に急落した。
 今週も上値の重い展開が続こう。需給緩和見通しは強化されている。中国の景気刺激
策を前提にしても、需要見通しの大幅な改善は難しい。一方で、石油輸出国機構(OP
EC)プラスは12月から計画通りに減産縮小に着手する見通しが確認されている。需
要サイドと供給サイドの双方から需給緩和圧力が強まる見通しであり、戻り売り優勢の
展開が維持されよう。65ドル水準でのサポートがみられるかが焦点になる。中東情勢
に関しては、原油供給に実害が生じないのであれば、原油価格への影響は軽微だろう。
 予想レンジは、65.00〜70.00ドル。
(マーケットエッジ・小菅 努)



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