【概略】 米商品先物取引委員会(CFTC)建玉明細報告によると、主要市場における9月 24日時点の大口投機家の売り越しは205万7153枚となり、前週の254万 0498枚から縮小した。取組高合計は4589万9597枚となり、前週から 115万0868枚(2.5%)減少した。 項目別では証券市場(株式、債券、為替)の取組高は、株式合計が19.6%減、債 券合計が2.2%減、為替合計が1.5%増となった。商品市場の取組高は、穀物合計 が1.5%増、エネルギー合計は2.7%減、金属合計は5.5%増となった。 項目ごとに大口投機家の動向を見ると、証券市場では、株式で買い戻しが手じまい売 りを上回って売り越しを縮小、債券で新規買いが新規売りを上回って売り越しを縮小し た。為替は新規買いが新規売りを上回って買い越し(ドル売り)を拡大した。 【現在の市場テーマと大口投機家の動向】 前週は、9月の米消費者信頼感指数が予想外に低下したことを受けて米連邦準備理事 会(FRB)が11月も大幅利下げを実施するとの観測が高まった。8月の米個人消費 支出(PCE)価格指数は前年比2.2%上昇し、前月の2.5%上昇から伸びが鈍化 した。今週は9月の米雇用統計の発表がある。 シカゴ為替市場の大口投機家は日本円が6万6011枚買い越し(前週5万6840 枚買い越し)、ユーロは7万1698枚買い越し(同6万9646枚買い越し)、英ポ ンドは8万6992枚買い越し(同6万2979枚買い越し)となった。ユーロは新規 買いが新規売りを上回って買い越しを拡大した。 商品市場では、原油が中国の景気刺激策に対する懐疑的な見方や石油輸出国機構(O PEC)プラスの自主減産の縮小報道を受けて売り優勢となった。金は米連邦準備理事 会(FRB)の大幅利下げ観測や中東情勢に対する懸念を受けて史上最高値を更新し た。 今回報告で大口投機家の取組は、ニューヨーク原油が15万8597枚買い越し(前 週14万5328枚買い越し)に拡大した。新規買いが新規売りを上回った。ニューヨ ーク金は31万5390枚買い越し(同31万0066枚買い越し)、ニューヨーク・ プラチナは2万4401枚買い越し(同2万1978枚買い越し)に拡大した。金、プ ラチナともい新規買いが新規売りを上回った。 穀物市場で大口投機家は今回、コーンが6万4222枚売り越し(前週6万6295 枚売り越し)、大豆は9万3431枚売り越し(同13万4638枚売り越し)に縮小 した。コーンは買い戻しが手じまい売りを上回り、大豆は新規買い、買い戻しが入っ た。前週のコーンは、四半期在庫報告の発表を控えて買い戻されたことや南米の乾燥を 受けて堅調となった。 MINKABU PRESS 東海林勇行
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