中東情勢の緊迫化を受けて、原油相場は急伸した。イスラレルがレバノンに対する地 上軍投入に踏み切ったことを受けて、イランがイスラレルに対するミサイル攻撃を行っ ている。7月31日にイラン国内でハマス幹部がイスラエルによって殺害され、イラン は報復を警告しながらも、イスラレルの対応を見極めるスタンスを続けていた。しか し、その後の2ヵ月でイスラエルとハマスの停戦合意は実現せず、逆にヒズボラとの戦 闘が激化している。こうした中、レバノンでも地上軍投入を行ったことが、イランの許 容ラインを超えた模様だ。 今後は、イスラエルとイランとの間で一定の攻撃の応酬が行われる可能性が高い。一 方、4月にも同様の動きがみられたが、その際はイランが最初の攻撃を行ったのと前後 して材料出尽くし感が広がった。イランとイスラエルが強硬な発言を繰り返しつつも、 全面戦争は望んでいないとの見方が広がったためだ。今回も、早期に幕引きに向かうの であれば、地政学リスク織り込みは売り場になる。一方、仮に無秩序な攻撃の応酬が行 われ、イランがホルムズ海峡封鎖などの強硬手段に打って出ると、更に大きく吹き上げ る可能性が浮上する。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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