CFTC大口投機資金動向(10/1時点):原油買いが拡大

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【概略】
 米商品先物取引委員会(CFTC)建玉明細報告によると、主要市場における10月
1日時点の大口投機家の売り越しは206万6858枚となり、前週の205万
7153枚から拡大した。取組高合計は4564万0364枚となり、前週から25万
9233枚(0.6%)減少した。
 項目別では証券市場(株式、債券、為替)の取組高は、株式合計が1.8%増、債券
合計が1.1%減、為替合計が1.7%増となった。商品市場の取組高は、穀物合計が
1.5%増、エネルギー合計は0.4%減、金属合計は2.5%減となった。
 項目ごとに大口投機家の動向を見ると、証券市場では、株式で新規買い、買い戻いが
入って買い越しに転じ、債券で手じまい売り、新規売りが出て売り越しを拡大した。為
替は新規買いが新規売りを上回って買い越し(ドル売り)を拡大した。

【現在の市場テーマと大口投機家の動向】
 前週は、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が利下げを急がない姿勢を示し
た。また9月の米雇用統計が予想以上に好調な内容となった。米連邦準備理事会(FR
B)の大幅利下げ観測が後退し、11月の50ベーシスポイント(bp)利下げの可能
性はなくなった。今週は9月の米消費者物価指数(CPI)の発表がある。
 シカゴ為替市場の大口投機家は日本円が5万6772枚買い越し(前週6万6011
枚買い越し)、ユーロは5万5327枚買い越し(同7万1698枚買い越し)、英ポ
ンドは9万3765枚買い越し(同8万6992枚買い越し)となった。ユーロは手じ
まい売り、新規売りが出て買い越しを縮小した。

 商品市場では、原油が中東情勢に対する懸念を受けて買い優勢となり、8月30日以
来の高値75.57ドルを付けた。金は米連邦準備理事会(FRB)の大幅利下げ観測
の後退を受けて上げ一服となったが、中東情勢に対する懸念を受けて押し目を買われ
た。
 今回報告で大口投機家の取組は、ニューヨーク原油が15万9608枚買い越し(前
週15万8597枚買い越し)に拡大した。新規買いが新規売りを上回った。ニューヨ
ーク金は29万9931枚買い越し(同31万5390枚買い越し)に縮小、ニューヨ
ーク・プラチナは2万8132枚買い越し(同2万4401枚買い越し)に拡大した。
金は手じまい売りが買い戻しを上回り、プラチナは新規買い、買い戻しが入った。

 穀物市場で大口投機家は今回、コーンが7193枚売り越し(前週6万4222枚売
り越し)、大豆は7万3697枚売り越し(同9万3431枚売り越し)に縮小した。
コーンは買い戻しが手じまい売りを上回り、大豆は新規買い、買い戻しが入った。前週
のコーンは、小麦高につれ高となった。
MINKABU PRESS 東海林勇行

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。