ゴム市況=急反落、連休明けの上海ゴムの下落を嫌気

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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JPXゴムの相場表(帳入値と前営業日比)
                  RSS3                    TSR20
    2024/10      2025/03       2025/09       2024/11        2025/10
 415.6  -16.1   395.6  - 8.3   394.9  - 7.1   305.0   0.0   307.0   0.0
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    上海ゴム  1月限   18,965    - 170  (午後3時10分時点)
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【市況】
 ゴムRSS3号は急反落。寄り付きでは、夜間取引の強地合いを継続し、水準を引き
上げる限月が目立った。だが、中盤に入ると、今日から取引が再開された上海ゴムが、
高寄り後に値を削ったことから売りが先行した。終盤に入ると、一段安となる限月が目
立った。TSR20は、出来ず。
 大引けのRSS3号は、前営業日比16.1円安〜変わらず。活発限月の3月限は同
8.3円安の395.6円、期先25年9月限は同7.1円安の394.9、総出来高
は1469枚。TSR20は全限が同変わらず。
【ハンセン指数の急落を嫌気】
 今日から取引が再開された上海ゴムは、高寄り後に軟調に推移した。この背景には、
中国の景気刺激策を好感し、これまで騰勢が続いた香港ハンセン指数の急落があるよう
だ。ハンセン指数は、一時7%を超える下落となった。
 国慶節前までの上海ゴムの上昇は、産地の降雨のよる影響もあるが、おもな要因は中
国株高にある。ハンセン指数は、これまで大幅高となっているだけに、調整安となれ
ば、大幅調整の可能性もある。上海ゴムにとっては弱材料となる。
【シンガポールゴムと上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、RSS3号は出来ず。TSR20は大幅安となり、前営業日比
10.9〜8.7セント安で推移している。

 上海ゴムは、総じて下落。中心限月の1月限は、1万9815元で高寄りしたが、そ
の後は売りが先行し、終盤に差し掛かると1万8940元まで下落した。ただ、その後
は、下げ幅を縮小している。

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