NY金・銀市況=金は続伸、中東リスクや米PPIが手がかり

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
   金     (24/12)  2647.4     2679.0      2645.3      2676.3     + 37.0
         (25/02)  2670.5     2701.9      2669.0      2699.7     + 37.1
   銀     (24/12)  3137.5     3184.5      3126.0      3175.5     + 51.5
         (25/03)  3178.0     3226.0      3169.0      3217.8     + 52.3
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
  金           146,431       224,623      531,106        (+  9,270)
  銀            44,389        58,301      140,852        (+    301)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ    ・NYダウ           42,863.86 + 409.74
     前日  148.56/58   1.0936/38    ・ナスダック          18,342.94 +  60.89
     本日  149.13/15   1.0937/39    ・10年米国債利回り       4.11 +   0.02
・NY原油 (24/11)  75.56 - 0.29     ・SPDR保有金残高     876.26     0.00
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 ニューヨーク金、銀は続伸。終値の前日比は金は36.6〜37.3ドル高、中心限
月の12月限が37.0ドル高、銀が50.8〜52.7セント高、中心限月の12月
限は51.5セント高。
 金12月限は続伸。イスラエルがイランに報復攻撃を実施する見通しであることが安
全資産を押し上げた。イランの核関連施設や石油インフラが標的となっている。イラン
がサイバー攻撃を受けたとの報道もある。
 ただ、イスラエル・ハヨム紙は現地時間10日夜のイスラエル内閣の協議がまとまら
ず、最終的な決定はまだなされていないと伝えた。イスラエルのガラント国防相はイラ
ン攻撃に積極的である一方、人質の解放なしに任務に就くことを拒否するとイスラエル
兵130名が表明したことを受けて運輸大臣がガラント国防相を批判した。イランに奇
襲を警戒させつつ負担を生じさせ、イスラエルが長期間にわたって反撃を見送るとの観
測もある。
 9月の米生産者物価指数(PPI)が前年比+1.8%まで鈍化し、11月や12月
の米追加利下げを許容する結果だったことや、米利下げ開始にもかかわらず、10月の
米ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値が68.9まで低下し、浮上する気配が限定
的だったことはドルの重し。ただ、米経済指標を手がかりとしたドル相場の変動は限ら
れた。
 銀12月限は続伸。金相場に連動した。
今日の材料
・米国、イランに追加制裁
・イスラエルのテルアビブにドローン攻撃、一部で停電も
・イスラエル軍によるレバノン地上侵攻は難航
・イランの核開発施設などにサイバー攻撃
・米経済は引き続き堅調かつ安定=ローガン・ダラス連銀総裁
・最近のインフレデータは非常に歓迎すべき=同上
・政策を徐々に中立に戻すべき=同上
・仏格付け見通しを安定的からネガティブに引き下げ=格付け会社フィッチ
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