NY金・銀市況=反発、米国債の利回り低下で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
   金      (24/12)  2663.5     2685.9      2654.4      2678.9     + 13.3
          (25/ 2)  2688.9     2708.9      2678.2      2702.4     + 13.4
   銀     (24/12)  3140.0     3189.0      3095.0      3175.6     + 44.0
         (25/ 3)  3184.5     3227.5      3140.5      3217.8     + 44.1
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
  金           159,837       124,617       536,624        (-  2,110)
  銀           53,736        46,261       141,387        (-    298)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          42,740.42  - 324.80
     前日  149.74/76   1.0908/10   ・ナスダック         18,315.59  - 187.10
     本日  149.19/21   1.0891/93   ・10年米国債利回り      4.03  -   0.08
・NY原油  (24/11)   70.58 - 3.25  ・SPDR保有金残高    880.57  +   2.59
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 ニューヨーク金、銀は反発。終値の前日比は金は12.8〜13.6ドル高、中心限
月の12月限が13.3ドル高、銀が43.9〜45.1セント高、中心限月の12月
限は44.0セント高。
 金12月限は反発。時間外取引では、中国市場の売り圧力が強まったことを受けて軟
調となった。欧州時間に入ると、ドル高一服を受けて押し目を買われた。日中取引で
は、予想以下のニューヨーク連銀製造業景況指数や米国債の利回り低下を受けて買い優
勢となった。
 銀12月限は米国債の利回り低下や金堅調を受けて押し目を買われた。
 ニューヨーク金12月限は反発。時間外取引では2654.4〜2673.3ドルの
レンジで推移、前日比1.1ドル安の2664.5ドルとなった。12月限は安寄りし
たのち、中国市場の売り圧力が強まったことを受けて軟調となった。欧州時間に入る
と、ドル高一服を受けて押し目を買われた。
 日中取引では、予想以下のニューヨーク連銀製造業景況指数や米国債の利回り低下を
受けて買い優勢となった。序盤の高値を突破すると、テクニカル要因の買いが入って
2685.9ドルまで上昇した。
 10月のニューヨーク連銀製造業景況指数は前月の11.5から23.4ポイント低
下のマイナス11.9となった。市場予想は3.6。米国債の利回りが低下し、金は買
い優勢となった。
 ニューヨーク銀12月限は、時間外取引で3095.0〜3151.5セントのレン
ジで推移し、前日比0.1セント安の3131.5セントとなった。12月限は高寄り
したのち、中国市場の売り圧力が強まったことを受けて軟調となった。欧州時間に入る
と、ドル高一服を受けて押し目を買われた。
 日中取引では、米国債の利回り低下や金堅調を受けて買い優勢となった。時間外取引
の高値を突破すると、3189.0セントまで上昇した。
 10月14日のコメックス指定倉庫在庫は、金が前日比1554オンス減の1704
万5847オンス、銀は58万7643オンス増の3億0595万5282オンス。

今日の材料
・8月のユーロ圏の鉱工業生産は前月比1.8%増となった。市場予想の1.7%増を
上回った。EU全体では1.3%増だった。
・10月の独ZEW景気期待指数は13.1となり、9月の3.6から大幅に上昇し
た。市場予想の10.0も上回った。
・10月のニューヨーク連銀製造業景況指数は前月の11.5から23.4ポイント低
下のマイナス11.9。市場予想は3.6。
・9月の加消費者物価指数(CPI)は前年同月比1.6%上昇と、8月の2.0%か
ら伸び率が鈍化した。ガソリン価格の大幅な下落が主な要因で、3年7カ月ぶりの低い
伸びとなり、市場ではカナダ銀行(中央銀行)が来週の会合で50ベーシスポイント
(bp)の利下げを決めるとの観測が強まった。
・米サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁は、インフレが予想通りに低下すれば、
米連邦準備理事会(FRB)はさらなる利下げを実施する可能性があると述べた。
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