【市況】 ゴムRSS3号は、総じて小じっかり。寄り付き直後は、上海夜間安を背景に売りが 先行した。だが、売り一巡後は、薄商いの中、玉次第の展開となり、プラスサイドに浮 上した。中盤に入ると、日中取引の上海ゴムが下げ幅を縮小したことから、やや買いが 優勢となっている。TSR20は、出来ず。 午前11時46分現在のRSS3号は前営業日比3.5円安〜2.5円高。活発限月 の期中3月限は同2.5円高の388.0円、期先25年9月限は出来ず、推定総出来 高は310枚(前日夜間取引含む)。 【上海ゴム1月限は1万8000元割れ】 上海ゴムの中心限月の期中1月限は、軟調な展開が続いている。1月限は、10月8 日に1万9850元まで急騰後、16日には1万7640元まで大きく水準を引き下げ ている。ただ、終値ベースでは、節目の1万8000元を割り込んでいない。目先、同 水準を終値ベースで下抜くかがポイントになる。 1万8000元を終値ベースでしっかり割り込むと、9月23日の安値1万7310 元や節目の1万7000元を目指すことになる。産地では、天候懸念はあるが、材料と しての新鮮味はない。中国当局の景気刺激策に対するマーケットの反応もほぼなくって おり、目先、下値を試す可能性はありそうだ。 【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】 シンガポール市場は、RSS3号は1月限のみ約定し、前営業日比1.5セント安。 TSR20は買いが先行し、同1.6〜2.5セント高で推移している。 上海ゴムは総じて軟調。午前11時00分現在、指標限月の2025年1月限は、前 営業日比110元安の1万7955元で推移している。 MINKABU PRESS
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