ゴム市況=総じて小じっかり、上海ゴムは軟調

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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JPXゴムの相場表(帳入値と前営業日比)
                  RSS3                    TSR20
    2024/10      2025/03       2025/09       2024/11        2025/10
 421.8  + 1.8   385.5   0.0    391.0   0.0    295.0  + 1.0   297.0  + 1.0
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    上海ゴム  1月限   17,820    - 245  (午後3時10分時点)
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【市況】
 ゴムRSS3号は総じて小じっかり。寄り付き直後は、上海夜間安を背景に売りが先
行した。だが、売り一巡後は、薄商いの中、玉次第の展開となり、プラスサイドに浮上
した。中盤に入ると、日中取引の上海ゴムが下げ幅を縮小したことから、やや買いが優
勢となった。終盤は、上海ゴムが再び軟化したことから、売り物がちで推移した。TS
R20は、出来ず。

 大引けのRSS3号は、前営業日比3.5円安〜1.8円高。活発限月の3月限は同
変わらずの385.5円、期先25年9月限は同変わらずの391.0円、総出来高は
413枚。TSR20は全限が同1.0円高。
【産地価格は軟調】
 産地相場は、軟調に推移している。10月17日の日のタイ南部の天然ゴム主要積み
出し港のソンクラ渡しのオファー価格は、前日比0.58バーツ低下の91.10バ
ーツが提示されている。
 ソンクラ渡しのタイオファーは、今月2日に96.12バーツの高値を付けて以降、
95バーツ台が提示されたいた。だが、8日に94バーツに水準を引き下げると、その
後は振幅を繰り返しながら、提示価格が引き下げられている。今日の91.10バーツ
は今月の最安値である。目先、節目の90バーツが支持になるとみる。
 ただ、産地の天候不順を材料とした買いも徐々に鈍っている。中国当局の景気刺激策
も新鮮味がなくなっており、目先、売り圧力が強まる可能性もありそうだ。
【シンガポールゴムと上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、RSS3号は1月限のみ約定し、前営業日比1.5セント安。
TSR20は序盤は買い売りが先行したが、午後になると地合いを緩め、同0.6セン
ト安〜1.7セント高で推移している。

 上海ゴムは、総じて続落。中心限月の1月限は夜間取引から売りが先行し、前営業日
比140元安の1万7925元で夜間取引を終えた。日中取引に入ると、中盤までは下
げ幅を縮小する展開となった。だが、終盤にかけては、再び地合いを緩め、一時1万7
760元まで下落した。

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