前週は70ドル水準まで軟化する展開になった。イスラエルがイラン石油施設を攻撃 するリスクから急伸地合が続いていたが、米メディアでイスラエルは石油施設への攻撃 を見送ると米政府に通知したと報じられると急落した。イスラエルは正式なコメントを 出していないが、地政学リスクの織り込みがピークを脱したと評価されている。また、 石油輸出国機構(OPEC)月報で世界石油需要見通しが引き下げられたこと、国際エ ネルギー機関(IEA)が需給緩和見通しを再確認したこともネガティブ。70ドルの 節目を割り込んだ。 今週も上値の展開になろう。イスラエルがイランの石油施設を攻撃するようなサプラ イズがなければ、改めて需給緩和見通しを織り込む展開が基本になる。供給障害の発生 がなければ、厳しい需要環境と良好な供給環境の上値圧迫が続く見通し。前週はIEA が年明け後の大幅な供給見通しを示したが、12月にはOPECプラスの増産も始まる 見通しであり、改めて原油相場を大きく押し上げていくのは難しい。70ドル割れの取 引時間を増やす展開になろう。 予想レンジは65.00〜71.00ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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