ゴム午前＝しっかり、上海高を好感も戻りは鈍い

【市況】
　ゴムＲＳＳ３号は、しっかり。寄り付きは、上海夜間高やドル・円が１ドル＝１５０
円台後半の円安に振れていることを受けて、買いが優勢となった。中盤に入ると、日中
取引の上海ゴムが伸び悩んでいることから、戻りが鈍くなっている。ＴＳＲ２０は、出
来ず。

　午前１１時１４分現在のＲＳＳ３号は前営業日比０．６〜２．３円高。活発限月の期
中３月限は同０．６円高の３８９．６円、期先２５年９月限は出来ず、推定総出来高は
１５５枚（前日夜間取引含む）。

【３月限は小動き】
　今日午前中のＪＰＸゴムＲＳＳ３号は、しっかりとした展開となっている。活発限月
の３月限は、３９０円を挟んだもみ合いとなっている。３月限は、８日に４１９．７円
まで急騰し一代の高値を付けた後、徐々に上値を切り下げ、１６日には一時３８２．７
円まで下落した。その後、３８５〜３９５円前後でもみ合いとなっている。
　今日もこのレンジ内での取引となっており、手掛り材料難がうかがえる。出来高も減
少しており、市場は新規材料待ちとなっている。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、ＲＳＳ３号は１２月限と１月限のみ約定し、２．０セント安と
１．３セント安。ＴＳＲ２０は総じてこじっかり推移し、同０．４セント安〜０．６セ
ント高で推移している。

　上海ゴムは総じて上昇。午前１０時４５分現在、指標限月の２０２５年１月限は、前
営業日比１２５元高の１万８１９０元で推移している。

MINKABU PRESS

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