プラチナ午前=プラチナが続落、現物安と円高で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続落。ドル建て現物相場の下落と円高を
受けて売り優勢で始まった。その後は、円高一服が下支えになったが、ドル建て現物相
場の軟調と円高再開を受けて売り圧力が強まった。パラジウムの商いは成立しなかっ
た。
 午前11時3分現在の前営業日比は、プラチナが78〜25円安、プラチナミニが
79.0円安〜44.0円高、プラチナスポットが10円安、パラジウムが出来ず。
 午前11時3分現在の出来高は、プラチナが7892枚、プラチナミニが747枚、
プラチナスポットが1729枚、パラジウムが0枚。
【NYプラチナは米国債の利回り低下も上げ一服】
 プラチナは米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値の上昇に上値を抑えられた。
ただ米連邦準備理事会(FRB)の利下げ見通しに変わりがなかった。一方、10月の
ユーロ圏HCOB総合PMI速報値は内外の需要が低迷し、49.7と2カ月連続で好
不況の節目である50を下回った。
 パラジウムは買い戻し主導で上昇し、昨年12月以来の高値1167.23ドルを付
けた。米政府が主要7カ国(G7)に対し、ロシアの貴金属やチタンの供給に制裁を課
すことを検討するように要請したことが伝えられた。
 プラチナ先限は4961円まで下落した。ドル建て現物相場の下落と円高が圧迫要因
になった。円相場は1ドル=151円台後半の円高に振れた。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、軟調。朝方の1027.30ドルから、金軟調につ
れ安となった。
 午前11時現在、プラチナは1018.14ドル、パラジウムが1153.10ドル
で推移。前営業日の大引け時点はプラチナが1031.51ドル、パラジウムが
1108.10ドル。
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