NY金・銀市況=金が続伸、米耐久財受注の減少で押し目買い

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
   金      (24/12)  2748.6     2757.8      2729.1      2754.6     +  5.7
          (25/ 2)  2773.1     2782.1      2754.0      2779.1     +  5.8
   銀     (24/12)  3385.0     3419.5      3326.0      3377.9     -  1.6
         (25/ 3)  3428.0     3461.5      3372.5      3423.6     -  1.5
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
  金           146,017       181,525       565,131        (-    238)
  銀           71,143        82,228       155,545        (-    644)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          42,114.40  - 259.96
     前日  151.82/84   1.0828/30   ・ナスダック         18,518.61  + 103.12
     本日  152.30/32   1.0796/98   ・10年米国債利回り      4.23  +   0.03
・NY原油  (24/12)   71.78 + 1.59  ・SPDR保有金残高    893.80      0.00
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 ニューヨーク金は続伸、銀は小幅続落。終値の前日比は金は5.6〜6.0ドル高、
中心限月の12月限が5.7ドル高、銀が1.7〜0.8セント安、中心限月の12月
限は1.6セント安。
 金12月限は続伸。時間外取引では、ガザの停戦交渉再開などを受けて手じまい売り
が出た。欧州時間に入ると、戻りを売られて軟調となった。日中取引では、米耐久財受
注の減少などを受けて押し目を買われた。
 銀12月限はガザの停戦交渉再開が圧迫要因になったが、米耐久財受注の減少や金堅
調を受けて下げ一服となった。
 ニューヨーク金12月限は続伸。時間外取引では2729.1〜2748.6ドルの
レンジで推移、前日比12.3ドル安の2736.6ドルとなった。12月限は安寄り
したのち、ガザの停戦交渉再開などを受けて手じまい売りが出た。欧州時間に入ると、
戻りを売られて軟調となった。
 日中取引では、米耐久財受注の減少などを受けて押し目を買われた。時間外取引の高
値を突破すると、テクニカル要因の買いが入って2757.8ドルまで上昇した。
 ガザの停戦交渉再開を受けて手じまい売りが出たが、米耐久財受注の減少を受けて押
し目を買われた。9月の米耐久財受注は前月比0.8%減少した。10月の米ミシガン
大消費者信頼感指数確報値で1年先のインフレ期待は2.7%と、9月から変わらずと
なった。
 ニューヨーク銀12月限は、時間外取引で3326.0〜3395.5セントのレン
ジで推移し、前日比38.5セント安の3341.0セントとなった。12月限は高寄
りしたのち、ガザの停戦交渉再開や金軟調を受けて売り優勢となった。欧州時間に入る
と、下げ幅を拡大した。
 日中取引では、米耐久財受注の減少や金堅調を受けて押し目を買われた。時間外取引
の高値を突破すると、テクニカル要因の買いが入って3419.5セントまで上昇し
た。
 10月24日のコメックス指定倉庫在庫は、金が前日比変わらずの1704万
3006オンス、銀は38万4346オンス減の3億0741万3672オンス。

今日の材料
・10月の独IFO期待指数は87.3と、前月の86.4から上昇し、6月以来の高
水準となった。
・欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は、ユーロ圏のインフレ率は来年にECBが
目標とする2%に戻る軌道に乗っていると述べた。
・9月の米耐久財受注統計によると、設備投資の先行指標となる航空機を除く非国防資
本財(コア資本財)受注は0.5%増加した。市場予想は0.1%増だった。 前月は
0.3%増(改定なし)だった。全体の耐久財受注は0.8%減少した。
・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのナーゲル独連邦銀行総裁は、ドイツは深刻
な景気後退に直面していないが、状況悪化を防ぐための措置を講じる必要があるとの見
解を示した。
・10月の米ミシガン大消費者信頼感指数の確報値は70.5と、6カ月ぶりの高水準
となった。9月の確定値は70.1だった。金利低下を背景に自動車など高額商品の購
入環境が改善したことが背景とみられる。市場予想の69.0を上回ったほか、速報値
の68.9からも上昇した。
・欧州ではトランプ前米大統領が返り咲いた場合に対ロシア制裁への西側諸国の取り組
みが損なわれる可能性があるとみて、制裁強化に向けた準備を進めている。
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