ゴム午前=続落、上海ゴムは下げ幅を拡大

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、続落。寄り付きは、上海夜間安を受けて、売りが優勢となった。
中場に入ると、日中取引の上海ゴムが下げ幅を拡大したことから、一段安となり、活発
月限の4月限は、一時355.3円まで下落した。TSR20は、出来ず。

 午前11時44分現在のRSS3号は前営業日比9.4〜7.0円安。活発限月の4
月限は同8.9円安の356.1円、期先25年10月限は出来ず、推定総出来高は7
96枚(前日夜間取引含む)。

【期近の水準調整が進む】
 産地価格の下落を背景に、期近の水準調整が急激に進んでいる。期近11月限は、2
024年10月限が納会オチとなった25日、前営業日比11.7円安の392.2円
で取引を終えると、今日は365.0円まで水準を引き下げている。27.2円もの下
げ幅だ。これにともない、25日には18.2円の逆ザヤだった期近11月限と期中4
月限のサヤが8.9円の逆ザヤまで縮小している。
 期近の主導の下落、逆ザヤの縮小は、需給緩和の思惑の表れだろう。産地相場が一段
安となれば、サヤ関係は同ザヤ、そして逆ザヤに変化していくことになるだろう。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、RSS3号は出来ず。TSR20は総じて売りが優勢となり、
前営業日比1.1セント安〜0.7セント高で推移している。

 上海ゴムは堅調。午前11時05分現在、指標限月の2025年1月限は、前営業日
比115元安の1万7770元で推移している。

MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。