NY金・銀市況=軒並み下落、月末前の利食い売りで

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
   金      (24/12)  2799.1     2801.2      2741.8      2749.3     - 51.5
          (25/ 2)  2823.8     2826.0      2766.6      2774.0     - 51.7
   銀     (24/12)  3394.5     3404.0      3264.0      3279.6     -127.9
         (25/ 3)  3442.0     3447.0      3310.0      3323.9     -129.5
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
  金           261,662       204,482       584,445        (+  4,977)
  銀           97,441        78,762       155,643        (-    677)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          41,763.46  - 378.08
     前日  153.40/42   1.0856/58   ・ナスダック         18,095.15  - 512.78
     本日  151.99/01   1.0882/84   ・10年米国債利回り      4.28  -   0.00
・NY原油  (24/12)   69.26 + 0.65  ・SPDR保有金残高    892.65  +   2.87
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 ニューヨーク金は急反落、銀は続落。終値の前日比は金は51.7〜45.8ドル
安、中心限月の12月限が51.5ドル安、銀が133.1〜126.1セント安、中
心限月の12月限は127.9セント安。
 金12月限は急反落。時間外取引では、米国債の利回り上昇に上値を抑えられた。欧
州時間に入ると、ユーロ圏の消費者物価指数(HICP)の加速を受けて売り優勢とな
った。日中取引では、米個人消費支出(PCE)価格指数の伸びが予想通りに鈍化した
が、月末前の利食い売りが出て急落した。
 銀12月限は金急落を受けて売り優勢となった。
 ニューヨーク金12月限は急反落。時間外取引では2784.0〜2801.2ドル
のレンジで推移、前日比10.4ドル安の2790.4ドルとなった。12月限は安寄
りしたのち、米国債の利回り上昇に上値を抑えられた。欧州時間に入ると、ユーロ圏の
消費者物価指数(HICP)の加速を受けて売り優勢となった。
 日中取引では、米個人消費支出(PCE)価格指数の伸びが予想通りに鈍化したが、
月末前の利食い売りが出て軟調となった。時間外取引の安値を割り込むと、テクニカル
要因の売りが出て2741.8ドルまで下落した。
 9月の米個人消費支出(PCE)価格指数は前年比2.1%上昇し前月の2.3%か
ら鈍化、2021年2月以来の小幅な上昇となった。一方、米新規失業保険申請件数
は、前週比1万2000件減の21万6000件となった。市場予想は23万件。
 ニューヨーク銀12月限は、時間外取引で3358.0〜3404.0セントのレン
ジで推移し、前日比34.0セント安の3373.5セントとなった。12月限は安寄
りしたのち、金軟調を受けて売り優勢となった。欧州時間に入ると、ユーロ圏の消費者
物価指数(HICP)の加速を受けて売り優勢となった。
 日中取引では、金軟調につれ安となった。時間外取引の安値を割り込むと、テクニカ
ル要因の売りが出て3264.0セントまで下落した。
 10月30日のコメックス指定倉庫在庫は、金が前日比8万8016オンス増の
1706万6284オンス、銀は60万1071オンス増の3億0859万8725オ
ンス。

今日の材料
・10月のユーロ圏の消費者物価指数(HICP)速報値は前年比2.0%上昇で、9
月の1.7%上昇から予想以上に加速した。市場予想は1.9%上昇だった。
・9月の米個人消費支出(PCE)価格指数は前年比2.1%上昇し前月の2.3%か
ら鈍化、2021年2月以来の小幅な上昇となった。前月比は0.2%上昇で市場予想
と一致、8月は0.1%上昇で改定されなかった。
・米新規失業保険申請件数は、前週比1万2000件減の21万6000件となった。
市場予想は23万件だった。
・第3四半期の米雇用コスト指数(ECI)は前期比0.8%上昇した。伸びは前四半
期の0.9%から鈍化し、2021年第2四半期以来、約3年ぶりの小ささとなった。
・ウクライナのゼレンスキー大統領は、北朝鮮によるロシアへの派兵について、ロシア
は西側諸国の反応を探っており、反応が薄ければ、北朝鮮部隊を「増強するだろう」と
いう認識を示した。
・イランが11月5日の米大統領選前に、イラク領内からイスラエルを攻撃する準備を
しているとイスラエルの情報機関が示唆した。
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