【場況】 金が大幅続落。ニューヨーク安と円高を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル 建て現物相場の上昇や円高一服が下支えになった。銀もニューヨーク安と円高を受けて 売り優勢となった。 午前11時4分現在の前営業日比は、金標準が264〜222円安、金ミニが 275.5〜225.0円安、ゴールドスポットが41円安、銀が7.0円安〜変わら ず。 午前11時4分現在の出来高は、金が3万3402枚、金ミニが1万0233枚、ゴ ールドスポットが9098枚、銀が17枚。 【NY金は月末前の利食い売りで急落】 金は利食い売りが圧迫要因になった。9月の米個人消費支出(PCE)価格指数は前 年比2.1%上昇し前月の2.3%から鈍化、2021年2月以来の小幅な上昇となっ た。米連邦準備理事会(FRB)の利下げ見通しに変わりはなかったが、月末前で利食 い売りが出た。一方、米新規失業保険申請件数は、前週比1万2000件減の21万 6000件となった。市場予想は23万件。 イランが11月5日の米大統領選前に、イラク領内からイスラエルを攻撃する準備を しているとイスラエルの情報機関が示唆した。ウクライナのゼレンスキー大統領は、北 朝鮮によるロシアへの派兵について、ロシアは西側諸国の反応を探っており、反応が薄 ければ、北朝鮮部隊を「増強するだろう」という認識を示した。 金先限は夜間取引で1万3433円まで下落した。ニューヨーク安と円高が圧迫要因 になった。円相場は1ドル=151円台後半で円高が一服した。 【ドル建て現物相場】 金のドル建て現物相場は、堅調。きのうの海外市場では、月末前の利食い売りが出て 急落した。アジア市場では、朝方の2746.39ドルから、押し目を買われた。 午前11時現在、金が2749.38ドル、銀は3267セントで推移。前営業日の 大引け時点は金が2785.75ドル、銀が3372セント。 MINKABU PRESS
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