前週は2800ドル台に乗せて過去最高値を更新した後、2750ドル水準まで急反 落する荒れた展開になった。11月5日に米大統領選を控える中、先行き不透明感から 安全資産としての買いが優勢だった。中東情勢の不安定化もポジティブ。高値更新サイ クルが維持されている。しかし、10月末を前に過熱感から利食い売りが膨らみ、高値 からは50ドル超の急落となる荒れた展開になった。 今週は米大統領選の結果に強く依存する。仮にハリス副大統領が勝利すると、これま でと政治環境は大きく変わらないとの見方から、利食い売りが膨らみやすくなる。 2,700ドル水準まで下値は見ておきたい。一方、トランプ元大統領が勝利すると政治環 境の急変に対する警戒感から買いが膨らみやすくなる。インフレ懸念、米金利上昇・ド ル高リスクが高まるため投資環境は複雑化しやすくなる。一方、大統領選の結果が確定 できない混乱状況がみられると、2800ドル回復の可能性もある。ただし、いずれに しても議会で上下両院の多数派がねじれると、債務上限問題への対応が難しくなり、押 し目買い優勢の地合が維持されよう。中東情勢の不安定化からの支援も続く。11月6 〜7日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では0.25%の追加利下げが見込まれて いる。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)のk紙や会見での発言に注意が必要。 予想レンジは2700〜2800ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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