ゴム市況=まちまち、期中は上海ゴム高から買い優勢も戻り鈍く推移

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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JPXゴムの相場表(帳入値と前営業日比)
               RSS3                     TSR20
   2024/11      2025/04       2025/10       2024/12        2025/11
 349.9  -0.1   352.1  +1.0   358.0   0.0       298.0  +1.0    300.0  0.0
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    上海ゴム  1月限   17,945   + 350 (午後3時20分時点)
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【市況】
 ゴムRSS3号は、まちまち。午前中は産地価格の下落などから小口の売りが優勢と
なった。閑散に売りなしで下値堅く推移。午後になり、期中は上海ゴム高から買い優勢
となった。ただし戻り鈍く、上げ幅は限定的。
 TSR20は、出来ず。
 大引けのRSS3号は、前営業日比2.0円安〜2.1円高。活発限月の4月限は同
1.0円高の352.1円、期先25年10月限は同替わらずの358.0円、総出来
高は675枚。TSR20は同変わらず〜1.0円高。
【タイオファーは80バーツ割れで推移】
 産地相場では、タイオファーの軟調に推移している。11月5日の日のタイ南部の天
然ゴム主要積み出し港のソンクラ渡しのオファー価格は、前営業日比0.46バーツ低
下の79.14バーツが提示されている。ソンクラのタイオファーは、11月1日に8
月2日以来となる80バーツ割れとなったが、その後も80バーツ台を回復出来ずにい
る。
 今日のJPXゴムRSS3号は、上海高を手掛かりに安寄り後に地合いを引き締め、
プラスサイドに転じた。ただ、あくまで直近の下落に対する調整高とみる。産地相場の
下落が続いている間は、本格的な戻り場面にはならなそうだ。
【シンガポールゴムと上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、RSS3号は2月限のみ約定し、前営業日比4.2セント高。
TSR20は午前中から買いが先行し、3.1〜3.8セント高で推移している。

 上海ゴムは、上昇。中心限月の1月限は夜間取引から買いが優勢となり、前営業日比
35元高の1万7630元で取引を終えた。日中取引に入ると、地合い引き締め、一時
1万8000元まで水準を引き上げる場面があった。

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