ゴム市況=大幅高、上海ゴムの大幅高やドル円の急伸を好感

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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JPXゴムの相場表(帳入値と前営業日比)
               RSS3                     TSR20
   2024/11      2025/04       2025/10       2024/12        2025/11
 352.0  + 2.1   365.0  +12.9   361.0  + 3.0    308.0  +10.0    309.0 + 9.0
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    上海ゴム  1月限   18,060   + 315 (午後3時40分時点)
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【市況】
 ゴムRSS3号は、大幅高。寄り付きでは、上海夜間が大幅高となったものの、これ
に対する反応は薄く、最近の弱地合いを継続し、売りが先行した。だが売り一巡後に地
合いを引き締めと、中盤には、上海ゴムが一段高となったことを受けて、大きく水準を
引き上げた。その後も、ドル・円が154円台前半まで円安に進んだことなどを受け
て、上げ幅を拡大させた。TSR20は、出来ず。
 大引けのRSS3号は、前営業日比2.1〜14.1円高。活発限月の4月限は同
12.9円高の365.0円、期先25年10月限は同3.0円高の361.0円、総
出来高は1131枚。TSR20は同9.0〜10.0円高。
【タイオファーの軟調地合いは継続】
 産地相場では、タイオファーの軟調に推移している。11月6日の日のタイ南部の天
然ゴム主要積み出し港のソンクラ渡しのオファー価格は、前営業日比0.62バーツ低
下の78.52バーツが提示されている。ソンクラのタイオファーは、11月1日に8
月2日以来となる80バーツ割れとなったが、水準を引き下げている。
 今日のJPXゴムRSS3号は、上海高を手掛かりに地合いを引き締めた。また、円
安も支援材料になった。ただ、産地相場が下落している間は、戻り売りを浴びやすいと
みる。
【シンガポールゴムと上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、RSS3号は2月限のみ約定し、前営業日比2.1セント高。
TSR20は午前中は売りがやや優勢となったが、午後に入ると地合いを引き締め、同
1.2セント安〜1.8セント高で推移している。

 上海ゴムは、大幅高。中心限月の1月限は夜間取引から買いが優勢となり、前営業日
比215元高の1万7960元で取引を終えた。日中取引に入ると、一段高となり、一
時1万8185元まで水準を引き上げる場面があった。

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