NY金・銀市況=反発、ドル高一服が支援

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
   金      (24/12)  2667.7     2718.3      2650.3      2705.8     + 29.5
          (25/ 2)  2691.7     2742.1      2674.8      2730.6     + 30.2
   銀     (24/12)  3129.5     3226.5      3096.0      3185.5     + 52.4
         (25/ 3)  3172.0     3269.0      3140.5      3229.2     + 53.2
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
  金           339,475       406,386       547,625        (- 10,409)
  銀           89,414       134,879       149,205        (-  1,921)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          43,729.34  -   0.59
     前日  154.55/57   1.0735/37   ・ナスダック         19,269.46  + 286.00
     本日  152.83/85   1.0802/04   ・10年米国債利回り      4.33  -   0.09
・NY原油  (24/12)   72.36 + 0.67  ・SPDR保有金残高    883.46  -   3.45
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 ニューヨーク金、銀は反発。前日比は金が29.5〜30.8ドル高、中心限月の
12月限が29.5ドル高、銀が52.4〜55.9セント高、中心限月の12月限は
52.4セント高。
 金12月限は反発。時間外取引では、ドル高を受けて売り優勢となったが、手じまい
売り一巡後はドル高一服を受けて下げ一服となった。欧州時間に入ると、英米の利下げ
見通しなどを受けて堅調となった。日中取引では、米国債の利回り低下を受けて買い優
勢となった。英中銀や米連邦準備理事会(FRB)が利下げを決定した。
 銀12月限はドル高一服や金堅調を受けて買い優勢となった。
 ニューヨーク金12月限は反発。時間外取引では2650.3〜2681.5ドルの
レンジで推移、前日比4.7ドル高の2681.0ドルとなった。12月限は安寄りし
たのち、ドル高を受けて売り優勢となったが、手じまい売り一巡後はドル高一服を受け
て下げ一服となった。欧州時間に入ると、英米の利下げ見通しなどを受けて堅調となっ
た。
 日中取引では、米国債の利回り低下を受けて買い優勢となり、2718.3ドルまで
上昇した。英中銀や米連邦準備理事会(FRB)が利下げを決定した。
 イングランド銀行は、政策金利を5%から4.75%に引き下げることを決定した。
米連邦公開市場委員会(FOMC)でフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を
0.25%ポイント引き下げた。ただ声明では、インフレが持続的に2%に向かいつつ
あることに関して「自信を深めている」との文言が削除された。
 ニューヨーク銀12月限は、時間外取引で3096.0〜3143.0セントのレン
ジで推移し、前日比9.4セント高の3142.5セントとなった。12月限は安寄り
したのち、ドル高が圧迫要因になったが、ドル高が一服すると、下げ一服となった。欧
州時間に入ると、金堅調につれ高となった。
 日中取引では、英米の利下げ見通しや金堅調を受けて買い優勢となり、3226.5
セントまで上昇した。
 11月6日のコメックス指定倉庫在庫は、金が前日比805オンス増の1713万
4174オンス、銀は89万5931オンス増の3億1180万9209オンス。

今日の材料
・イングランド銀行は、政策金利を5%から4.75%に引き下げることを決定した。
ベイリー総裁は声明で、「目標に近いインフレ水準を維持するため、早急な、あるいは
大幅な金利引き下げはできない」と指摘した。
・米新規失業保険申請件数は、前週比3000件増の22万1000件で、市場予想と
一致した。
・第3四半期の米非農業部門の労働生産性は年率換算で前期比2.2%上昇した。労働
コストは緩やかな低下にとどまり、インフレ見通しに影を落とす可能性がある。市場予
想は2.3%上昇だった。
・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのクノット・オランダ中銀総裁は、地政学的
緊張や貿易障壁の高まりが経済リスクを生み出し、国際金融システムへの新たな衝撃に
対応しづらくなるとの見解を示した。
・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのストゥルナラス・ギリシャ中銀総裁は、米
大統領選で返り咲きを決めたトランプ前大統領が確約通りに関税措置を導入すれば、欧
州経済は打撃を受けるとし、ECBの政策運営にも影響が及ぶ可能性があるとの見方を
示した。
・9月の米卸売在庫は0.2%減少し、8月の0.2%増から反転した。自動車在庫が
大幅に減少したことで押し下げられ、速報値の0.1%減から下方改定された。市場予
想は0.1%減だった。
・米連邦公開市場委員会(FOMC)でフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を
0.25%ポイント引き下げ、4.50〜4.75%とした。決定は全会一致。
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