プラチナ市況=プラチナが反落、NY安を引き継ぐ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/12          2025/10    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         13,190    -55    13,254     0  : 2,672.74   -14.13
銀          153.0   -4.0     156.0  -2.0  : 3,134.00   -18.00
プラチナ     4,789    -70     4,846    -5  :   983.67    -4.24
パラジウム   5,000   -100     5,000  -100  :   997.83   -15.91
======================================
      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    153.50   +0.80  ユーロ・ドル相場   1.0716  -0.0060
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反落。ニューヨーク安を受けて売り優勢
で始まったのち、円安が下支えになった。午後に入ると、ドル建て現物相場の底堅さや
円安を受けて下げ一服となった。パラジウムの商いは成立せず、帳入値で下落した。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが70円安〜3円高、プラチナスポットが変
わらず、パラジウムが100円安。
 推定出来高は、プラチナが9650枚、プラチナミニが607枚、プラチナスポット
が4020枚、パラジウムが0枚。
【プラチナはドル高や中国の財政刺激策に対する失望感が圧迫】
 プラチナ先限は夜間取引で4745円まで下落した。ニューヨーク安が圧迫要因にな
った。円相場は1ドル=153円台半ばの円安に振れた。石破内閣が総辞職した。
 米大統領選後のドル高再開や中国の全国人民代表大会(全人代)常務委員会で財政刺
激策の規模拡大が見送られたことが圧迫要因になった。ただ中国はトランプ次期政権の
政策を確認してから新たな刺激策を発表する見通しであり、上海株は下げ幅を縮小し
た。当面はトランプ次期政権の人事と政策の行方を確認したい。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の974.64ドルから、ユーロ高が下
支えになったが、金軟調につれ安となった。午後に入ると、買い戻されて堅調となっ
た。
MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。