プラチナ市況=プラチナが反発、NY高と円安で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/12          2025/10    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         12,861    +49    12,927   +57  : 2,561.24    +6.50
銀          152.0    0.0     155.0   0.0  : 3,031.00   +33.00
プラチナ     4,715    +34     4,707   +35  :   937.40    +2.58
パラジウム   4,800      0     4,800     0  :   949.27   +16.57
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    156.18   +0.34  ユーロ・ドル相場   1.0548  -0.0003
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反発。ニューヨーク高と円安を受けて買
い優勢で始まったのち、ドル建て現物相場の押し目を買われたことや円安を受けて堅調
となった。午後に入ると、ドル建て現物相場の上昇を受けて上値を伸ばしたが、円安一
服などに上値を抑えられた。パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが32〜62円高、プラチナスポットが30
円高、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが5378枚、プラチナミニが492枚、プラチナスポット
が2487枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは予想以上の中国の小売売上高が下支え】
 プラチナ先限は4739円まで上昇した。ニューヨーク高と円安が支援要因になっ
た。円相場は1ドル=156円台後半まで円安に振れた。
 トランプトレードが一服し、買い戻し主導で上昇したことが支援要因になった。また
10月の中国の小売売上高は前年比4.8%増と前月の3.2%増や事前予想の3.8
%増を上回った。景気刺激策の効果が出た。上海プラチナの出来高が増加し、中国勢の
安値拾いの買いが入っている。鉱工業生産は同5.3%増となった。前月は5.4%
増、事前予想は5.5%増。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の933.82ドルから、ドル安を受け
て堅調となった。午後に入ると、944ドル台まで上昇した。
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