前週のゴム相場は一時340.00円まで急落し、8月23日以来の安値を更新し た。中国政府の景気対策期待で8日高値は379.90円に達していたが、実際には財 政出動などの具体的な景気刺激策の発表はなく、失望売りが優勢になっている。景気対 策の期待で上昇した上げ幅を完全に相殺する展開になった。上海ゴム相場の反落と連動 して、産地相場も反落している。ただし、週末にかけては安値修正の動きも見られ、 350円水準まで切り返した。 今週も戻り売り優勢の展開が続く見通し。中国政府の景気対策に関する新たな動きが 見られないのであれば、このまま需要不安の上値圧迫が続こう。年末に向けて中国自動 車販売は販売奨励策終了前の駆け込み需要に下値を支えられる見通しだが、中国マクロ 経済成長の停滞が素材市況の上値を圧迫する展開が続く可能性が高い。上海ゴム相場の 軟化が続けば、産地相場も値下がりしよう。特に産地天候リスクを織り込む必要性も見 られない。360円水準を戻り高値に330円台へのレンジ切り下げを打診する見通 し。 予想レンジは335〜360円。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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