前週の金相場は大きく値を崩す展開になった。米大統領戦後の売り圧力が維持されて おり、値を崩している。2700ドルに続いて2600ドルも割り込んでいる。米金利 上昇・ドル高圧力が続いていることもネガティブ。米景気の底固さで利下げペース鈍化 の思惑、更にトランプ政権誕生後のインフレや債務拡大リスクから、米長期金利の上昇 がドル買い・金売りを促している。米大統領選から1週間が経過した後も、いわゆる 「トランプ・トレード」が続いている。また、暗号資産ビットコインの高騰を受けて、 金に対する投資人気が高まりづらかった影響も指摘されている。値下がりで現物需要は 拡大するも、相場を十分にサポートすることができていない。 今週は下げ一服後の修正高の有無が問われる。2800ドル台から2500ドル台中 盤まで急落し、下げ過ぎ感や売られ過ぎ感は強い。オシレーター系の指標では完全な売 られ過ぎの状態にあり、自律反発でも100ドル程度は跳ね上げる可能性がある。ただ し、金上場投資信託(ETF)売却が止まるまでは、完全な底入れ確認には至らない見 通し。15日は大統領選後に初めて「SPDR GOLD Shares」が買われていること はポジティブ。週明け後も金ETF買いが続くと、短期底入れ感が強まり、100日移 動平均線2562ドル水準での下げ止まりが打診される。 予想レンジは2520〜2650ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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