【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続伸。円高を受けて売り優勢で始まっ た。その後はドル建て現物相場の堅調や円高一服を受けてプラスサイドに転じた。パラ ジウムの商いは成立しなかった。 午前11時3分現在の前営業日比は、プラチナが13円安〜20円高、プラチナミニ が3.5〜17.0円高、プラチナスポットが98円高、パラジウムが出来ず。 午前11時3分現在の出来高は、プラチナが5332枚、プラチナミニが646枚、 プラチナスポットが1545枚、パラジウムが0枚。 【NYプラチナは買い戻しもドル高で上げ一服】 プラチナは買い戻し主導で上昇したが、予想以上の米小売売上高やドル高を受けて上 げ一服となった。10月の中国の小売売上高は前年比4.8%増と前月の3.2%増や 事前予想の3.8%増を上回った。一方、10月の米小売売上高は前月比0.4%増加 した。自動車や電化製品の堅調な売り上げが追い風となり、市場予想の0.3%増を上 回った。米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測が後退し、ドル高に振れた。 プラチナ先限は夜間取引で10月15日以来の安値4655円を付けたのち、下げ一 服となり、4745円まで戻した。円高が圧迫要因になったが、ドル建て現物相場の堅 調と円高一服を受けて地合いを引き締めた。円相場は1ドル=154円前後で円高が一 服した。植田日銀総裁の講演をきっかけに円高が一服した。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の943.41ドルから、ユーロ高や金 急伸を受けて堅調となった。 午前11時現在、プラチナは949.52ドル、パラジウムが964.61ドルで推 移。前営業日の大引け時点はプラチナが937.40ドル、パラジウムが949.27 ドル。 MINKABU PRESS
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