【概略】 米商品先物取引委員会(CFTC)建玉明細報告によると、主要市場における11月 12日時点の大口投機家の売り越しは362万4981枚となり、前週の336万 8525枚から拡大した。取組高合計は4632万6258枚となり、前週から131 万2479枚(2.9%)増加した。 項目別では証券市場(株式、債券、為替)の取組高は、株式合計が4.8%増、債券 合計が3.9%増、為替合計が1.2%増となった。商品市場の取組高は、穀物合計が 2.0%増、エネルギー合計は1.2%増、金属合計は3.9%減となった。 項目ごとに大口投機家の動向を見ると、証券市場では、株式で新規売りが新規買いを 上回って買い越しを縮小、債券で手じまい売り、新規売りが出て売り越しを拡大した。 為替は手じまい売り、新規売りが出て売り越し(ドル買い)を拡大した。 【現在の市場テーマと大口投機家の動向】 前週は、トランプトレードやトリプルレッドを受けてドル高に振れた。米共和党が大 統領職に加え、上下両院を制した。トランプ次期大統領が掲げる公約をすべて実行する との見方が強まった。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は利下げを急ぐ必要な ないとの見方を示した。 シカゴ為替市場の大口投機家は日本円が6万4902枚売り越し(前週4万4167 枚売り越し)、ユーロは7437枚売り越し(同2万1653枚売り越し)、英ポンド は5万6050枚買い越し(同4万5084枚買い越し)となった。ユーロは新規買 い、買い戻しが入って売り越しを縮小した。 商品市場では、原油が中国の需要減少懸念などを受けて売り優勢となった。金はトラ ンプトレードやトリプルレッドによるドル高を受けて売り優勢となった。 今回報告で大口投機家の取組は、ニューヨーク原油が18万6906枚買い越し(前 週19万6088枚買い越し)に縮小した。手じまい売り、新規売りが出た。ニューヨ ーク金は23万6451枚買い越し(同25万5329枚買い越し)、ニューヨーク・ プラチナは2万0233枚買い越し(同2万9041枚買い越し)に縮小した。金は手 じまい売りが買い戻しを上回り、プラチナは手じまい売り、新規売りが出た。 穀物市場で大口投機家は今回、コーンが17万7646枚買い越し(前週10万 2648枚買い越し)に拡大、大豆は7万7113枚売り越し(同8万8983枚売り 越し)に縮小した。コーン、大豆ともに新規買い、買い戻しが入った。前週のコーン は、ドル高や米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測後退を受けて売り優勢となっ た。 MINKABU PRESS 東海林勇行
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