経済統計解説＝英ＣＰＩは上振れ、さらなる上振れが視野に

　１０月の英消費者物価指数（ＣＰＩ）は前年比＋２．３％まで加速した。鈍化傾向が
一巡し、やや上振れした。英国では農地資産の増税が発表されており、農家は大規模な
抗議活動を開始している。食料品の生産や供給が混乱する可能性が高く、インフレ率の
上振れを警戒すべき。
　米ＭＢＡ住宅ローン申請指数は１９５．６まで上昇したが、最近の低水準を維持。米
連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）は利下げを開始しており、来月にも追加利下げが行われ
る公算だが、住宅ローン金利の指標である米３０年債利回りは低下しておらず、住宅市
場を刺激していない。住宅市場の低迷が続きそうだ。
MINKABU PRESS

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