プラチナ午前=プラチナが反落、NY安と円高で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反落。ニューヨーク安を受けて売り優勢
で始まった。その後は、円高を受けて軟調となった。パラジウムの商いは成立しなかっ
た。
 午前11時4分現在の前営業日比は、プラチナが56〜43円安、プラチナミニが
58.5〜49.5円安、プラチナスポットが70円高、パラジウムが出来ず。
 午前11時4分現在の出来高は、プラチナが5820枚、プラチナミニが739枚、
プラチナスポットが1410枚、パラジウムが0枚。
【NYプラチナはドル高や株安が圧迫】
 プラチナはドル高や株安が圧迫要因になった。トランプ次期米大統領の政策でインフ
レが懸念されるなか、ドル高が再開した。米株価はウクライナ情勢に対する懸念を受け
て売り優勢となった。ただロシアの大規模攻撃がなかったことでダウ平均株価は終盤に
値を戻した。一方、上海プラチナの出来高が減少し、中国勢は戻り場面での買いを見送
った。
 プラチナ先限は夜間取引で4788円まで下落した。ニューヨーク安と円高が圧迫要
因になった。円相場は1ドル=155円前後の円高に振れた。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の961.98ドルから、ドル安を受け
て堅調となった。
 午前11時現在、プラチナは963.33ドル、パラジウムが1022.22ドルで
推移。前営業日の大引け時点はプラチナが971.10ドル、パラジウムが
1027.71ドル。
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