[本日の見通し]ゴム=売り先行、上海ゴムの戻りは終了か

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 JPXゴムRSS3号は、売り優勢の展開になりそうだ。寄り付きでは、上海夜間が
下落したことを好感し、水準を引き下げる限月が目立った。
 今日のJPXゴムRSS3号は、地合いを緩める限月が目立ちそうだ。上海ゴムの中
心限月1月限は、18日に1万7155元まで下落した。その後、自律反発となってい
る。現状、1万7800元前後では戻り売り圧力が強く、昨日、一昨日と、日足は陽線
であるものの、上ヒゲが長い。夜間取引では、下落しており、目先の戻りは一服となっ
た可能性がある。
 上海ゴムが日中取引で一段安となれば、JPXゴムRSS3号も売りが先行する。活
発限月の4月限は、現状、360円前後が支持となっているが同水準をしっかり割り込
むと、節目の355円や350円を視野に入れた展開になる。
 なお、産地では、タイオファーが80バーツを割り込んでいる。直近の上海ゴムの上
昇には追随していない。このため、直近の上海ゴムの上昇は、調整高であり、ファンダ
メンタルズからの材料を伴っていないとみる。
 午前9時55分時点の円相場は1ドル=154.40円付近で推移している。

 午前9時55分時点のゴムRSS3号活発限月の4月限は同4.4円安の363.0
円。今日の日中、予想される3月限のレンジ355.0〜365.0円前後。

 今後一週間先までのRSS3号4月限の予想レンジは330。0〜380.0円。
テクニカルからの下値支持線は360.0円(11月14日安値)、上値抵抗線は37
0.0円(節目)。

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