●今夜のシナリオ穀物、小麦相場の動向を見ながら=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 アジアタイムでは小動きが続いている。小麦相場がロシア産供給不安を背景に急伸す
れば、トウモロコシ相場も連れ高するリスクが高まるだろう。一方、小麦相場の値動き
が鈍ければ、潤沢な供給環境が再び上値を圧迫する展開になりやすい。さらに、南米の
気象環境が安定していることも価格を抑制する要因となる。小麦相場の動向次第で、ト
ウモロコシがつれ高するか、需給緩和の評価を背景に戻りを売り込む展開になるかが注
目される。大豆は需給緩和の評価が素直に織り込まれやすい環境にある。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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