前週は買い優勢の展開になった。ウクライナとロシアの戦闘が激化していることが、 原油相場を押し上げている。両国がミサイル攻撃の応酬を続けていることで、ロシア産 原油の供給不安が高まっている。いつウクライナがロシア石油施設をミサイル攻撃して も不思議ではないとの警戒感が強まった。実際の供給障害は発生していないため思惑先 行の値動きだが、投機筋の物色意欲が強まった。 今週も短期上振れリスクを抱える。ウクライナとロシアとの戦闘が激化し始めて1週 間であり、まだ投機買いが膨らむ余地がある。ただし、実際の原油供給に混乱が生じな いのであれば、一時的な修正高に留まろう。あくまでも基調としては需給緩和傾向が強 まる見通しであり、その枠組みの中で短期の地政学リスクへの対応を迫られる相場にな る。実際に原油供給障害が発生すれば75ドルを上抜く可能性があるが、戻り売り優勢 の地合そのものに修正を迫ることは難しい。 予想レンジは68.50〜73.50ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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