先週は急伸地合を形成した。米大統領選後の調整売りが一巡し、改めて買いを入れる 動きが優勢になった。このタイミングでウクライナとロシアの戦闘が激化し、地政学リ スクの織り込みもあって急伸地合に発展した。両国が長距離ミサイルの攻撃を繰り返し ており、軍事的な緊張感の高まりが、安全資産としての投資ニーズ拡大につながった。 金上場投資信託(ETF)も売り越しから買い越しに転じている。米金利上昇・ドル高 環境はネガティブだったが、金相場に対する影響は限定的だった。 今週も押し目買い優勢の展開が続く見通し。短期的な過熱感が強くなっていることに は注意が必要だが、地政学リスクの織り込みが続きやすい。金融市場の反応は鈍いが、 米政権移行の時期とあって地政学環境が急変しつつある。このまま激しい戦闘状態が続 くと、安全資産である金が買われる展開になろう。月末に向けてPCEデフレーターなど の重要指標の発表も控えているが、地政学リスクの織り込みをさらに進めるのか、いっ たんは利食い売りを進めるのかが重視される見通し。 予想レンジは2680〜2760ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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