【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続落。ニューヨーク安と円高を受けて売 り優勢で始まった。その後は、トランプ次期米大統領の関税発言や貿易摩擦に対する懸 念が圧迫要因になった。パラジウムの商いは成立しなかった。 午前11時3分現在の前営業日比は、プラチナが106〜93円安、プラチナミニが 112.0〜39.5円安、プラチナスポットが47円高、パラジウムが出来ず。 午前11時3分現在の出来高は、プラチナが6498枚、プラチナミニが725枚、 プラチナスポットが1622枚、パラジウムが0枚。 【NYプラチナは金急落が圧迫】 プラチナは金急落が圧迫要因になった。米財務長官に著名投資家のスコット・ベッセ ント氏が指名され、金に利食い売りが出た。またトランプ次期米大統領の関税発言も圧 迫要因になった。次期米大統領は中国からの輸入品に10%の追加関税、カナダとメキ シコからの輸入品に25%の関税を課すとした。ドル高に振れたことに加え、貿易摩擦 に対する懸念から株安に振れた。 プラチナ先限は4621円まで下落した。ニューヨーク安と円高が圧迫要因になっ た。円相場は1ドル=153円台後半まで円高に振れた。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、下げ一服。朝方の938.11ドルから、トランプ 次期米大統領の関税発言を受けて931ドル台まで下落したのち、金の下げ一服につれ 高となった。 午前11時現在、プラチナは937.20ドル、パラジウムが975.14ドルで推 移。前営業日の大引け時点はプラチナが955.43ドル、パラジウムが 1005.57ドル。 MINKABU PRESS
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