ゴム午前=総じて買い先行、ただし上海ゴムの伸び悩みや円高から上げ幅縮小

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、総じて買い先行。寄り付きでは、上海夜間の大幅高を受けて、買
いが先行した。ただ、中盤に入ると、日中取引の上海ゴムが伸び悩みをみせていること
や、ドル・円が一時1ドル=149円台後半のドル安・円高に振れたことを受けて、上
げ幅を削っている。TSR20は、出来ず。

 午前11時42分現在のRSS3号は前営業日比0.1円安〜2.8円高。活発限月
の4月限は同1.2円高の368.0円、期先25年11月限は出来ず、推定総出来高
は810枚(前日夜間取引含む)。

【4月限は375円付近で戻り売りを浴びる】
 今日午前のJPXゴムRSS3号は、上海ゴムの大幅高を受けて、地合いを引き締め
ている。活発限月の4月限は、一時375.8円まで上昇し、節目の375円の攻防と
なった。
 ただ、前日と同様に375円前後では戻り売りを浴び、367円前後まで押し戻され
た。直近の上海ゴムの上昇は、投機的な色彩が強い。このため上海ゴムが伸び悩むよう
なら、急反落となることがあるので注意したい。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、SS3号は出来ず。TSR20は買いが先行し、同1.2〜
3.6セント高で推移している。

 上海ゴムは大幅高。午前11時00分現在、指標限月の2025年5月限は、前営業
日比200元高の1万8300元で推移している。

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