ゴム午前=伸び悩み、日中取引の上海ゴムが一時マイナスサイドに転じる

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、伸び悩み。寄り付きでは、上海夜間高を好感し、しっかりと推移
する限月が目立った。中盤に入ると、日中取引の上海ゴムが一時マイナスサイドに振れ
たことから、上げ幅を縮小させる限月が目立っている。

 午前11時16分現在のRSS3号は前営業日比変わらず〜4.4円高。活発限月の
5月限は同1.6円高の364.6円、期先25年11月限は出来ず、推定総出来高
は279枚(前日夜間取引含む)。

【中国製造業PMIは改善】
 中国国家統計局が11月30日に発表した11月の製造業購買担当者景気指数(PM
I)は前日の50.2を0.1ポイント上回る50.3となり、7カ月ぶりの高水準と
なった。これで2カ月連続で景況感の分かれ目とされる50を上回った。同国政府は、
一連の景気刺激策を講じてきたが、それらが奏功している可能性がある。
 ただ、1月に米大統領に就任するトランプ氏は対中強硬路線と取っており、中国製品
に対する10%の追加関税を表明した。米中関係の緊張は、中国の景気回復の腰を折る
ことも考えられる。
 なお、製造業PMIと同時に発表された非製造業PMIは50.0で、10月の5
0.2から低下した。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、SS3号は出来ず。TSR20は買いがやや優勢となり、前営
業日比0.2〜1.2セント高で推移している。

 上海ゴムはまちまち。午前10時47分現在、指標限月の2025年5月限は、前営
業日比20元高の1万8190元で推移している。

MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。