プラチナ午前=プラチナが続伸、NY高を引き継ぐ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続伸。ニューヨーク高を受けて買い優勢
で始まった。その後は、円高一服やドル建て現物相場の下げ一服を受けて堅調となっ
た。パラジウムの商いは成立しなかった。
 午前11時3分現在の前営業日比は、プラチナが8〜43円高、プラチナミニが
19.5円安〜25.5円高、プラチナスポットが207円高、パラジウムが出来ず。
 午前11時3分現在の出来高は、プラチナが4468枚、プラチナミニが472枚、
プラチナスポットが2690枚、パラジウムが0枚。
【NYプラチナはドル安や金堅調が支援】
 プラチナはドル安や金堅調が支援要因になった。中東情勢に対する懸念が残ることや
トランプトレードのポジション調整でドル安に振れた。ただ貿易摩擦に対する懸念が残
ることやインフレ高止まりに対する懸念が上値を抑える要因である。トランプ次期米大
統領は、中国やインド、ロシアなどで構成する新興国グループ「BRICS」に対し、
ドルに代わる新しい通貨をつくったり、別の通貨を支援したりしないよう求め、さもな
ければ100%の関税を課すと表明した。
 プラチナ先限は夜間取引で4617円まで上昇した。ニューヨーク高が支援要因にな
った。円相場は1ドル=149円台後半で円高が一服した。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、下げ一服。朝方の945.47ドルから、ドル高を
受けて942ドル台まで下落したのち、下げ一服となった。
 午前11時現在、プラチナは946.64ドル、パラジウムが975.10ドルで推
移。前営業日の大引け時点はプラチナが944.89ドル、パラジウムが995.82
ドル。
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