LME市況=全面安、ドル高やNYダウ安を受けて売り優勢

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物          3カ月物
    アルミ        2,565.75  -  10.97     2,590.00  -    4.00
    アルミ合金      2,251.50  +   0.25     2,255.00       0.00
     銅         8,874.13  -  17.72     8,992.50  -   18.00
    ニッケル      15,461.59  - 209.68    15,693.00  -  210.00
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 アルミ3カ月物は小幅続落。2594.50ドルで小高く取引を開始。一時、急騰
し、2886.20ドルと異常な高値を付ける場面が見られたが、ドル高や米株安、他
非鉄貴金属の頭重い足取りが重石となって上げ幅を失った。前日11月29日の安値を
下抜き2574.50ドルまで値を落とす動きが見られたが、値位置を切り上げたもの
の、2600ドルが上値抵抗線となり売り優勢のまま取引を終了。
 銅3カ月物は小幅反落。8979ドルで軟調に取引を開始した後は、中国国家統計局
発表の11月製造業購買担当者景況指数(PMI)や中国11月財新製造業PMIの改
善によりアジア株高となったものの、トランプ次期米大統領によるBRICSに対する
脱ドル推進ならば100%の関税を課すとの発言を受けてドル高が強まったことで売り
優勢となり、一時8904ドルまで値を落とした。欧州の時間帯を迎えると11月14
日以来の水準まで値を落としたことで買い戻す動きが広がったが9025ドルの高値を
記録すると伸び悩みに転じ、米国の時間帯はニューヨークダウの反落が重石となり、
9000ドルを上値抵抗線とするもちあいとなり、9000ドル台の回復に至らずに終
えた。
 ニッケル3カ月物は続落。1万5840ドルで小安く取引を開始。アジアの時間帯を
終えるまでは1万5900ドル台での高下が目立ったが、欧州の時間帯を迎えると他非
鉄貴金属の軟調な足取りに連動する売りを浴びて一段安となり1万5800ドル台前半
まで値を落とした。米国の時間帯には一段安となって1万5645ドルの安値に達し、
200ドル超の下げ幅で軟調に引けを迎えた。
今日の材料
・2日のアジア太平洋株式市場は総じて上昇。
・中国上海総合指数は大幅続伸、37.53ポイント高の3363.98ポイント。
・中国の11月の製造業のPMI改善を示す。
・欧州株は上昇。ポンドやユーロがドルに対して下落したことから、輸出関連銘柄を
 中心に買い注文が優勢。
・11月のISM製造業景気指数 結果 48.4 予想 47.6 前回 46.5
・ドルは堅調。ドル円は一時1ドル=149円に接近するまで下落すたが、切り返し、149
 円台半ばでニューヨーク市場を終了。ユーロドルは11月26日以来の安値となる1
 ユーロ=1.0457ドルまで下落。
・米国株はニューヨークダウが128.65ドル安で反落。ナスダック指数は185.78ポイン
 ト高で続伸し、史上最高値を更新。
・ニューヨーク貴金属はドル高からパラジウムを除き下落。
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