CFTC大口投機資金動向(12/3時点):金・原油買いが拡大

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【概略】
 米商品先物取引委員会(CFTC)建玉明細報告によると、主要市場における12月
3日時点の大口投機家の売り越しは411万2809枚となり、前週の399万
4575枚から拡大した。取組高合計は4543万5172枚となり、前週から103
万7913枚(2.2%)減少した。
 項目別では証券市場(株式、債券、為替)の取組高は、株式合計が1.1%増、債券
合計が3.8%減、為替合計が1.4%増となった。商品市場の取組高は、穀物合計が
0.8%増、エネルギー合計は0.5%増、金属合計は0.1%増となった。
 項目ごとに大口投機家の動向を見ると、証券市場では、株式で新規売りが新規買いを
上回って売り越しを拡大、債券で手じまい売りが買い戻しを上回って売り越しを拡大し
た。為替は新規買いが新規売りを上回って売り越し(ドル買い)を縮小した。

【現在の市場テーマと大口投機家の動向】
 前週は、トランプ次期米大統領のBRICSに対する関税発言を受けてドル高に振れ
たが、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ見通しに変わりはなく、ドル安に転じた。
11月の米雇用統計は非農業部門雇用者数の伸びが回復したが、失業率が上昇した。今
週は11月の米消費者物価指数(CPI)の発表がある。
 シカゴ為替市場の大口投機家は日本円が2334枚売り越し(前週2万2633枚売
り越し)、ユーロは5万7489枚売り越し(同5万6009枚売り越し)、英ポンド
は1万9326枚買い越し(同2万1634枚買い越し)となった。ユーロは新規売り
が新規買いを上回って売り越しを拡大した。

 商品市場では、原油が石油輸出国機構(OPEC)プラスの減産延長も供給過剰見通
しを受けて売り優勢となった。金はトランプ次期米大統領のBRICSに対する関税発
言や米雇用統計を控えた手じまい売りが圧迫要因になったが、米連邦準備理事会(FR
B)の利下げ見通しに変わりはなく、下げ一服となった。
 今回報告で大口投機家の取組は、ニューヨーク原油が20万1464枚買い越し(前
週20万0407枚買い越し)に拡大した。新規買いが新規売りを上回った。ニューヨ
ーク金は25万9736枚買い越し(同25万0338枚買い越し)、ニューヨーク・
プラチナは2万0486枚買い越し(同1万8660枚買い越し)に拡大した。金、プ
ラチナともに新規買い、買い戻しが入った。

 穀物市場で大口投機家は今回、コーンが13万7228枚買い越し(前週13万
6869枚買い越し)に拡大、大豆は9万8484枚売り越し(同10万5937枚売
り越し)に縮小した。コーンは新規買いが新規売りを上回り、大豆は買い戻しが手じま
い売りを上回った。前週のコーンは、週間純輸出成約高の増加や期末在庫量の下方修正
の見方を受けて押し目を買われた。
MINKABU PRESS 東海林勇行

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