−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2025/ 2 2,685.8 +26.2 シカゴ大豆 2025/ 1 990.00 -3.75 NY銀 2025/ 3 3,261.1 +102.3 シカゴコーン 2025/ 3 441.75 +1.75 NYプラ 2025/ 1 954.0 +20.2 NY原油 2025/ 1 68.37 +1.17 NYパラ 2025/ 3 996.50 +30.90 ドル・円 151.21 +1.23 *ドル・円は日本時間の午前6時20分現在。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は151.30円台まで上昇 NY外為市場でのドル円は買い戻しが優勢となり、午後に151.30円台まで上 昇。先週は11月の米雇用統計の発表を受けて149円台半ばまで下落していたものの 9日は買い戻しが優勢となった。ドル買いは一服しているものの、円安がドル円を押し 上げている模様。 中国の来年の景気刺激策のニュースもリスク選好の円安を助長したもよう。中国共産 党指導部は9日、2025年に金融緩和と財政支出の拡大を進める方針を示したと伝わ っていた。トランプ次期政権の発足を来月に控え、米国との第2次貿易戦争に備える。 ◎NY貴金属=軒並み上昇、中国の緩和的な金融政策やドル安で ニューヨーク金、銀は続伸。 金2月限は続伸。時間外取引では、シリア情勢に対する懸念を受けて買い優勢で始ま ったのち、戻りを売られたが、中国の金購入再開を受けて押し目を買われた。買い一巡 後は上げ一服となったが、欧州時間に入ると、中国が緩和的な金融政策を導入するとの 見通しを受けて地合いを引き締めた。日中取引では、ドル安を受けて上値を伸ばした。 銀3月限は欧州時間からのドル安や金堅調を受けて買い優勢となった。 プラチナ系貴金属(PGM)は反発。 プラチナ1月限は反発。時間外取引では、金堅調につれ高となったが、買い一巡後は 上げ一服となった。欧州時間に入ると、中国が緩和的な金融政策を導入するとの見通し やドル安を受けて押し目を買われて一段高となった。日中取引では、ドル安や金堅調を 受けて買い優勢となった。 パラジウム3月限は欧州時間からのドル安や他の貴金属の堅調を受けて買い優勢とな った。 ◎LME=銅は中国景気刺激策期待で大幅続伸、アルミ・ニッケルは軟調 アルミ3カ月物は小幅続落。2604ドルで小反発で開始した後も中国の景気刺激策 に対する期待やこれを受けた欧州株が序盤、堅調に推移したことに支援され2622. 50ドルの高値まで浮上する場面が見られた。ただ、米株安もあって騰勢は続かず上げ 幅を削った。2600ドルを割り込んだところで買い戻されたものの終盤に崩れて売り 優勢となり、2600ドルを割り込んで引けを迎えた。 銅3カ月物は大幅続伸。9103ドルで反落して開始。アジアの時間帯は9140ド ルまで浮上したところで軟化に転じるなど頭重い足取りとなったが、中国の景気刺激策 に対する期待感から、序盤の欧州株が浮上するに伴い値位置を切り上げて9200ドル 台まで急浮上した。その後、欧州株がまちまち、米株安にもかかわらず9200ドル台 を維持した後、11月21日以来の高水準となる9260ドルの高値を記録。上げ幅を 縮小したが、100ドル超の上げ幅を維持して引けた。6日までの下値切り上げから上 方に放れるチャートとなった。 ◎NY原油=反発、アサド政権の崩壊や中国の金融緩和見通しで ニューヨーク原油の2025年1月限は反発。 反政府勢力の攻撃を受けてシリアのアサド政権が崩壊し、中東の地理的な要所である 同国が混乱していく可能性が高いことが相場を押し上げた。今後、新たな政権が樹立す るとしても様々な武装組織が同居するシリアが安定することはなく、代理戦争の舞台に なるとみられている。中国の習近平総書記(国家主席)をトップとする中央政治局が来 年の金融政策を「適度に緩和的」とすると発表したことも買い手がかり。これまでは 「穏健な」金融政策が行われていた。中国の内需が刺激され、景気減速から脱すると期 待されている。財政政策についても「より積極的な」内容となる見通し。 ◎シカゴ大豆・コーン=大豆は期近〜期中は反落、コーンは強気な輸出受け続伸 大豆は期近〜期中が反落、期先は小幅まちまち。 米農務省(USDA)発表の週間輸出検証高が前週から縮小したことやドルが堅調に 推移したことが、弱材料視され、期近〜期中は売り優勢となった。ただ、USDA月例 需給報告の発表を10日に控えているため全体的に模様眺めの雰囲気が強く、小幅な動 きにとどまった。1月限は1000セントを試した後に値を落としており、11月21 日以来の安値圏での往来にとどまった。 コーンは揃って続伸。 米農務省(USDA)発表の週間輸出検証高が前週を上回り100万トン台に乗せた ことが好感された。10日発表のUSDA月例需給報告前で様子見の雰囲気が強く3月 限は限られたレンジ内での往来ながら、一時は11月21日以来の高値水準まで浮上し た。 MINKABU PRESS
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