ゴム市況=総じて反落、上海ゴムの軟化を嫌気

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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JPXゴムの相場表(帳入値と前営業日比)
               RSS3                      TSR20
   2024/12     2025/05       2025/11      2025/01         2025/12
 379.1  - 3.9  371.4  - 6.9   373.3   0.0   3130   + 3.0    316.0  + 4.0
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    上海ゴム  5月限   18,715   +  55元 (午後3時40分時点)
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【市況】
 ゴムRSS3号は総じて反落。寄り付きでは、上海夜間高を受けて、夜間取引の下げ
幅を縮小させる限月が目立った。中盤に入ると、日中取引の上海ゴムはしっかりとなっ
ているものの、前日の上昇に対する反動から売りがやや優勢となった。終盤は、上海ゴ
ムが軟化したことから、売りが先行した。TSR20は、出来ず。
 大引けのRSS3号は、前営業日比6.9円安〜0.7円高。活発限月の5月限は同
6.9円安の371.4円、期先25年11月限は同変わらずの373.3円、総出来
高は707枚。TSR20は同3.0〜4.0円高。

【産地相場は軟化】
 産地タイの天然ゴム価格は、やや地合いを緩めている。12月12日のタイ南部の天
然ゴム主要積み出し港のソンクラ渡しのオファー価格は、前営業日比0.88バーツ低
下の83.18バーツが提示されている。
 このところの産地相場は、ラニーニャ現象の発生確率がやや低下したことで、水準を
引き下げている。また、中国景気の回復には、さらに時間が掛かるとの見方があること
も、積極的な買いに繋がっていないようだ。
【シンガポールゴムと上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、RSS3号は出来ず。TSR20は売りが先行し、同3.6〜
2.4セント安で推移している。

 上海ゴムはやや買い優勢。上海ゴムは、夜間取引では買いが優勢となり、中心限月の
5月限は、前営業日比130元高の1万8790元で夜間取引を終えた。日中取引に入
ると、序盤は地合いを引き締め、1万8890元まで上昇した。だが、節目の1万90
00元の手前では戻り売りを浴び、終盤にはマイナスサイドに振れる場面があった。

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