欧州がロシアに続いてイランに対しても圧力を強めている。ロシアに対しては、制裁 逃れに使われているいわゆる「影の船団」を新たな制裁対象とすることが合意されてい る。ロシア産原油が制裁で認められた60ドル以上の価格で取引されるのを阻止するた めの取り組みが強化されている。実効性があるのかは不透明感もあるが、米国でも追加 制裁の議論が活発化しているため、仮に何らかの制裁が発表されると、原油市場の投機 買いが膨らむ可能性がある。また、欧州はイランの核開発に対しても改めて懸念を示 し、制裁の復活の可能性を国連に通知している。イランに対しては、トランプ米次期政 権も強硬姿勢を見せるのが確実視されているが、トランプ政権誕生前に各国の動きが活 発化している。中東やウクライナの戦闘激化による供給リスクと同時に、制裁による供 給リスクが高まっている。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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