【概略】 米商品先物取引委員会(CFTC)建玉明細報告によると、主要市場における5月 12日時点の大口投機家の売り越しは393万0787枚となり、前週の387万 9358枚から拡大した。取組高合計は5146万3193枚となり、前週から169 万7719枚(3.4%)増加した。 項目別では証券市場(株式、債券、為替)の取組高は、株式合計が2.9%増、債券 合計が4.5%増、為替合計が2.1%増となった。商品市場の取組高は、穀物合計が 0.5%増、エネルギー合計は1.1%増、金属合計は6.0%増となった。 項目ごとに大口投機家の動向を見ると、証券市場では、株式で手じまい売り、新規売 りが出て売り越しを拡大、債券で新規買いが新規売りを上回って売り越しを縮小した。 為替は新規買い、買い戻しが入って売り越し(ドル買い)を縮小した。 【現在の市場テーマと大口投機家の動向】 前週は、トランプ米大統領がイランの回答を受け入れられないとしたが、攻撃は見送 られた。米中首脳会談で米大統領がホルムズ海峡の開放は必要ないと述べると、原油 高・ドル高に振れた。 シカゴ為替市場の大口投機家は日本円が7万5102枚売り越し(前週6万1738 枚売り越し)、ユーロは4万0200枚買い越し(同3万2202枚買い越し)、英ポ ンドは4万3059枚売り越し(同6万3908枚売り越し)となった。ユーロは新規 買い、買い戻しが入って買い越しを拡大した。 商品市場では、原油がホルムズ海峡の封鎖長期化の見方を受けて堅調となった。金は 米連邦準備理事会(FRB)の利上げ観測や原油高、ドル高を受けて戻りを売られた。 今回報告で大口投機家の取組は、ニューヨーク原油が16万9877枚買い越し(前 週17万8786枚買い越し)に縮小した。手じまい売りが買い戻しを上回った。ニュ ーヨーク金は17万1622枚買い越し(同16万3303枚買い越し)、ニューヨー ク・プラチナは2万0712枚買い越し(同1万7785枚買い越し)に拡大した。 金、プラチナともに新規買い、買い戻しが入った。 穀物市場で大口投機家は今回、コーンが38万3537枚買い越し(前週43万 3384枚買い越し)、大豆は22万4002枚買い越し(同23万2198枚買い越 し)に縮小した。コーンは手じまい売り、新規売りが出て、大豆は手じまい売りが買い 戻しを上回った。前週のコーンは、小麦高が支援x要因になったが、米中首脳会談が失 望視されたことを受けて戻りを売られた。 MINKABU PRESS 東海林勇行
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