ゴム市況=総じて反発、ただし上海ゴム軟化を受けて上げ幅縮小

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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JPXゴムの相場表(帳入値と前営業日比)
               RSS3                      TSR20
   2024/12     2025/05       2025/11       2025/01         2025/12
 371.4   0.0   367.0  + 1.1   371.0   0.0    306.0  + 4.0     308.0 + 4.0
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    上海ゴム  5月限   17,660   -  45元 (午後3時40分時点)
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【市況】
 ゴムRSS3号は総じて反発。寄り付きでは、上海夜間が反発に転じたことやドル・
円が1ドル=157円台後半の円安に振れていることを受けて、買いが先行した。だ
が、中盤以降は、日中取引の上海ゴムが軟化したことから、売り物がちの展開となり、
上げ幅を縮小させた。TSR20は、出来ず。
 大引けのRSS3号は、前営業日比変わらず〜3.2円高。活発限月の5月限は同
1.1円高の367.0円、期先25年11月限は同変わらずの371.0円、総出来
高は202枚。TSR20は同4.0〜5.0円高。

【産地相場は小幅安】
 産地タイの天然ゴム価格は、やや地合いを緩めた。12月20日のタイ南部の天然ゴ
ム主要積み出し港のソンクラ渡しのオファー価格は、前営業日比0.71バーツ安の8
4.44バーツが提示されている。9日に86.14バーツまで上昇後は、83〜85
バーツ前後で推移している。
 ラニーニャ現象による供給懸念が後退しており、現状、産地サイドから積極的買い進
むような材料は見当たらない。ただ、減産期を控えていることから、売り込むような状
況ではない。しばらく、現水準でもみ合いとなる可能性がありそうだ。
【シンガポールゴムと上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、RSS3号は出来ず。TSR20は、総じて買いが優勢とな
り、同0.1セント安〜1.0セント高で推移している。

 上海ゴムはまちまち。中心限月の5月限は、夜間取引では買いがやや優勢となり、前
営業日比15元高の1万7720元で夜間取引を終えた。だが、日中取引に入ると、売
りが先行し、一時1万7595元まで軟化した。

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